岐阜県は、日本アルプスの生み出す美しい景色ときれいな水に恵まれた地域で、愛知県名古屋市とも近いことから、近年都心部より移住したい方が増えています。
しかし、一方でブログやSNSを見ると、「岐阜への移住を失敗した」と感じている方もいらっしゃるようです。
そこで、岐阜県恵那市で1969年創業の“大野工機”が、岐阜県の魅力と移住を失敗しないためのポイント、補助金・支援制度を紹介します。
「岐阜県で自然に囲まれてのんびり暮らしたい」「ゆったりと子育てを楽しみたい」「農業や林業へチャレンジしたい」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
● 岐阜県は、移住や子育てへのサポートが手厚く暮らしやすい場所です。
● 岐阜県への移住を後悔しないために、人気の理由だけではなく移住のデメリットとその対策を知っておきましょう。
●「大野工機」は昭和44年以来、岐阜県東濃地域を中心に国産材や岐阜県産材にこだわり高品質な“一生の宝物”となる住宅づくりを続けています。
目次
コンテンツ
岐阜県が移住先として人気な7つの理由
近年、岐阜県が都会からの移住先として注目されています。
実際に、2010年には県外から岐阜県への移住者が165人でしたが、10年後の2020年には1752人まで増えています。
近年は移住者数が減少傾向にあるものの、それでも年間1,500人を超える方が岐阜県へ移り住んでいるのです。
(岐阜県|移住定住実績|報道発表資料を基に弊社にて作成)
岐阜県への移住者が増えている理由は、主に7つの理由にあります。
北アルプスの景色を眺めて暮らせる“自然の豊かさ”
岐阜県には、名水百選にも選ばれている長良川をはじめとした清流が流れており、県内各所から飛騨山脈などの北アルプスを眺められます。
また、森林率は81%と、全国第2位の割合です。(参考:林野庁|都道府県別森林率・人工林率)
この自然を目当てに岐阜県へ訪れる人は少なくありません。
山を眺めながらのんびり暮らしたい方にこそ、岐阜県移住がおすすめです。
家計に優しい“物価・地価の安さ”
岐阜県は、東京などの都心部と比べて物価や地価が安いため、低コストでゆとりある暮らしを実現できます。
消費者物価地域差指数を見ると、東京都(23区)が105.5%なのに対して、岐阜市は98%を下回っています。※全国平均=100(参考:総務省〜消費者物価地域差指数令和5年6月30日)
また、県内の公示地価平均が東京圏や名古屋市のある愛知県よりもリーズナブルな点もポイントです。
(都道府県) |
(住宅地平均価格) |
東京都 |
389,100円/㎡ |
千葉県 |
79,300円/㎡ |
神奈川県 |
183,300円/㎡ |
埼玉県 |
116,200円/㎡ |
愛知県 |
108,300円/㎡ |
岐阜県 |
32,000円/㎡ |
(国土交通省|令和5年都道府県地価調査より弊社にて一部抜粋)
地域差はあるものの、東京都の住宅地と比べると、岐阜県内の住宅地は約1/12程度に抑えられます。
自治体による“移住支援の充実さ”
岐阜県は、全国でもトップクラスに移住・定住支援に取り組んでいる地域です。
県が主導で行うサポートに加えて、市町村単位でも住宅支援や子育て支援、就業支援を実施しています。
そのため、仕事や住まいのない方が初めて地方移住する場合でも、安心して挑戦できる場所と言えるでしょう。(参考:【公式】岐阜県への移住・定住ポータルサイトふふふぎふ)
子育て世帯に嬉しい“待機児童の少なさ” と“子育て支援制度”
岐阜県は、2020年より県内の待機児童者数0人を維持しています。(参考:岐阜県|保育所等待機児児童数調査|報道発表資料)
また、県内全市町村で中学生までの児童に対して、医療費の自己負担無料を実現しており、高校生まで無料対象としている自治体もあるほどです。
そして、各市町村では英語教育や平和教育、法教育など、大人になる上で欠かせない独自の教育プログラムを設けています。
林業が盛んな地域であることから木育にも力を入れており、お子さんへサステナブル教育を受けさせたい方からも注目されています。(参考:岐阜県|木育のいっぽ)
安心して暮らせる“医療施設の多さ”
岐阜市は、人口に対する医療施設や医療従事者の数が多いため、岐阜市に近いエリアには大病院やクリニックなどが充実しています。(参考:岐阜県|岐阜圏域における地域医療構想)
そのため、健康に不安がある方や小さいお子さんがいるご家庭でも、安心して暮らせます。
“リモートワーク・ワーケーション”のサポート体制
岐阜県では、都心部からの移住や若年世代の移住をサポートするために、県内のICT化(※)を進めてリモートワークやワーケーション(※)しやすい環境を整えています。
県内には20ヶ所(2024年7月時点)ものレンタルスペースやコーワーキングスペース(※)があるため、大自然を感じながら仕事とプライベートのどちらも充実させたい方におすすめです。(参考:【公式】岐阜県への移住・定住ポータルサイトふふふぎふ|テレワーク)
※ICT:Information and Communication Technologyの略で、情報通信技術やインターネットによる情報管理を指す
※ワーケーション:work(ワーク=仕事)とvacation(バケーショ=休暇)を組み合わせた造語で、二拠点居住や定住地を持たないノマドワーカーから注目されているライフスタイル
※コーワーキングスペース:職種を問わず様々な人が一つの空間で各自仕事できる場所で、Wi-Fiやデスク、コピー機、打ち合わせスペース、カフェなどを備えている
“求人倍率の高さ”と自治体による“仕事探し制度”
岐阜県は、全国でも上位の有効求人倍率の高さと失業率の低さを誇ります。※パート含む(参考:厚生労働省|一般職業紹介状況(職業安定業務統計))
また、企業で働きたい方や岐阜県で起業したい方、育児と仕事を両立させたいママ、農業や林業で働きたい方など、目的によって様々なサポート体制が整っています。(参考:【公式】岐阜県への移住・定住ポータルサイトふふふぎふ|ぎふで働く、岐阜県|就労支援)
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岐阜県内で移住先としておすすめのエリア
では、実際に岐阜県で暮らしたい方におすすめのエリアを紹介します。
それぞれ特色が違いますので、ライフスタイルに合う場所を選びましょう。
岐阜市
岐阜県の県庁所在地である岐阜市は、東海エリアの中心である名古屋駅へも20分ほどでアクセスできるため、通勤を前提とした移住を検討している方へおすすめです。
「こどもファースト」を掲げて子育て支援を積極的に行っている点もポイントです。(例:岐阜市|こども医療費助成制度)
- まちなか居住支援事業(岐阜市中心市街地新築住宅取得助成事業):市外からの転住者には最高60万円支給
- 岐阜市空き家改修補助事業:対象となる空き家改修にかかった費用の1/2(40万円上限)支給
瑞穂市
瑞穂市は、岐阜県で最も市民の平均年齢が若く、近年の人口増加率は県内随一です。
また、愛知県名古屋駅までは約25分と交通利便性が高いため、近年はファミリー世帯の方の移住が増えています。
また、市内全小中学校に電子黒板を設置して1人1台タブレット端末を配布するなど、IT教育へ力を入れている点も移住者が増えている理由と言えるでしょう。
また、中学生全員へ英検IBAの受験料を支給したり、児童書に特化した「こども向け図書館」を設置したりするなど親子に嬉しいサービスも充実しています。
土岐市
土岐市は、愛知県名古屋駅まで約45分で行ける位置にあり、中央自動車道や東海環状自動車道のインターチェンジがあることから、県外へのアクセスにも便利です。
土岐プレミアムアウトレットやイオンモール土岐など大型商業施設も充実している自然に囲まれた住宅地が広がります。
- 定住促進奨励金:世帯移住者には50万円、単身移住者には30万円を支給
- 空き家リフォーム補助金:リフォームにかかった費用の1/2(100万円上限)支給
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【ブログやSNSで見る】岐阜移住を“失敗”と感じた理由とその対策
移住支援が充実している岐阜県ですが、ブログやSNSを見ると移住して失敗したと感じている方もいるようです。
その理由を抜粋して、後悔しないための対策と合わせて紹介します。
「車がないと日常生活が難しい」
岐阜県は岐阜駅周辺を除き、県内ほとんどのエリアで日常生活において自家用車が必要です。
そのため、通勤や通学、日々の買い物で車に乗ることを前提に移住を検討しましょう。
また、アップダウンのある住宅地が多いため、自転車に乗ることが多い方は地図だけで住む場所を決めずに必ず現地を訪れてください。
「街遊びできる場所が限られる」
岐阜県で楽しめるアクティビティはアウトドアが基本です。
そのため、ショッピングや外食を日常的に楽しみたい方は岐阜市など比較的繁華街に近いエリアを選びましょう。
ただし、土岐プレミアム・アウトレットや世界淡水魚園水族館、中津川温泉アクアリゾート湯舟沢など、子供から大人まで楽しめる屋内施設も充実しているため、雨の日でも十分楽しめます。
「賃金が安い」
東京都の平均賃金が36.4万円/月なのに対して、岐阜県は28.8万円/月(東京比79%)と収入に差がある点は否めません。(参考:厚生労働省|都道府県別に見た賃金)
しかし、その分物価が安く、農業や畜産業、ニジマスなどの養殖漁業も盛んなので、新鮮で美味しい食材を手に入れやすい環境です。
転職を伴う移住を検討している方は、県が運営する「お試し移住」をして、どのくらいの生活費がかかるのかを事前に確認しましょう。(参考:【公式】岐阜県への移住・定住ポータルサイト|お試し移住)
「エリアによっては降雪量が多い」
県北部の飛騨地域は、例年12月中旬頃から雪が降り始め、一晩で50〜100cmほど積もることも珍しくありません。(参考:飛騨市|飛騨暮らしのQ&A)
しかし、その他の地域では1991~2020年の最深積雪高さは15cmと、極端に雪が多い訳ではないので安心してください。(参考:気象庁|平年値(年・月ごとの値)|岐阜)
比較的栄えている県南部は、平野が多く山に囲まれていることから、朝晩の気温差は大きいものの、気候は安定しています。(参考:気象庁|岐阜県)
「通学距離が長い・遊び場が遠い」
こちらは岐阜県に限りませんが、都市部から離れるほど小中学校の学区が広くなり、通学時間が長くなる傾向があります。
例えば恵那市立中野方小学校は中野方町全域が通学区域に指定されており、通学経路の最長距離は約3.5km程度です。(参考:恵那市|通学区域)
また、県内郊外へ行くほど小規模な公園が減る傾向があるため、お子さん連れで移住する場合は、学校と日頃遊べる公園の位置を確認しておくことをおすすめします。
「地域コミュニティが閉鎖的」
高齢化が進む地域では、内向的で地域のコミュニティがあまり稼働していないところもあります。
実際に、都会では味わえない地域との繋がりを求めて地方移住を決めた人の中には、近所とのコミュニケーションが取れずにがっかりしている人もいるようです。
移住先を決める際は、移住者の受け入れに積極的なエリアを選びましょう。
ご自身の家族構成と近い住民がいるかどうかもチェックポイントです。
岐阜移住に関連する支援制度
ご家族での移住でも単身の方の移住でも、遠い地へ生活拠点を動かすのですからまとまった費用がかかりますよね。
岐阜県では、県外から県内への移住促進をはかるために、いくつかの支援制度を実施しています。
移住準備金の補助金制度(令和6年度)
- 東京圏からの移住支援事業:東京23区に居住もしくは通勤していた人が岐阜県内へ移住してきた場合に、最高100万円(世帯移住の場合)を支給
- 清流の国ぎふ移住支援補助金:岐阜県外から県内へ移住する人を対象に、最高50万円(世帯移住の場合)を支給
- 岐阜県林業就業移住支援金:岐阜県外から県内へ林業に就業するために移住する人を対象に、最高100万円(世帯移住の場合)を支給
※全自治体で実施していないので、移住先を決める前に役所などへ問い合わせましょう。
マイホーム新築の補助金制度(令和6年度)
- ぎふの木で家づくり支援制度(県内新築タイプ):住宅新築において岐阜県材を構造材や内装材へ規定量以上採用した場合、最高30万円を支給
- ぎふの木で家づくり支援制度(県内改修タイプ):既存住宅のリフォームにおいて岐阜県材を構造材や内装材へ規定量以上採用した場合、最高14万円を支給
大野工機では、国産材はもちろん岐阜県産材にこだわって木造住宅づくりに取り組んでいます。
▶︎岐阜県東濃地域でマイホーム新築・リフォームを検討している方はこちらから
「恵那・中津川・瑞浪・土岐」は長野移住や別荘を検討中の方にもおすすめ
岐阜県南東部に位置する東濃地域は、長野県との県境に近く、標高が高く降雪量が多い飛騨地域よりも暮らしやすい上に、愛知県名古屋市や東京へもアクセスしやすい場所に位置します。
また、東濃檜(ひのき)で知られる林業が盛んな地域でもあることから、森が豊かで自然を満喫できる点も魅力です。
そのため、長野移住や別荘建設を検討している方にもおすすめのエリアです。
▶︎岐阜県東濃地域でマイホーム新築・リフォームを検討している方はこちらから
まとめ
【施工事例:恵那市 自然を感じる東野の家】
岐阜県は、移住受け入れに積極的で、子育て支援が手厚いことから、近年若い定住者が増えています。
また、比較的安定した天候と名古屋・東京へのアクセスの良さから、高齢の方が“第二の人生”に農業や林業、自然に囲まれた暮らしを楽しむ場所としても注目されています。
岐阜県への移住を検討している方は、ご自身の理想的な生活を叶えられる場所を見つけてください。
大野工機は、昭和44(1969)年創業以来、総合建築会社として岐阜県東濃地域を中心に『顧客第一』をモットーとして“一生の宝物”となる住宅を作り続けています。
● 敷地を熟視して提案します
● 美しいデザインをつくります
● “ぎふの木”の家づくりにこだわります
岐阜県東濃地域で家づくりを始めたい方は、どうぞお気軽にご相談ください。