恵那市で一軒家を建てる場合、地元の木材を活用することで、補助金や支援制度を利用できるのをご存知でしょうか。
地元の木材を活用すると、建築費用を抑えながら、質の高い住まいを実現できる可能性があります。
本記事では、岐阜県恵那市で1969年創業の工務店“大野工機”が、失敗しない家づくりのポイントや岐阜県のブランド木材について解説します。
補助金制度もご紹介するので、地元の木材を使って建築をお考えの方はぜひ参考にしてください。
● 地元材の活用は、費用面でのメリットだけでなく、地域の気候に適した快適な住まいづくりや環境負荷の軽減にもつながります。
● 地元材を使った住宅建築に補助金を検討される際は、補助金申請の実績が豊富な工務店への依頼が大切です。
目次
コンテンツ
地元の木を使うメリット
日本は国土の約7割が森林で覆われた、世界有数の森林資源大国です。
しかし近年は、安い海外の木材を使用する傾向が強まり、日本の森林の荒廃が進んでいます。
国も地元材活用を推進しており、各種補助金制度を設けています。(後ほどご紹介します)
そこで、まずは地元の木材を使って一軒家を建てるメリットをみていきましょう。
地域の気候風土に適した住まいの実現
地元で育った木材は、土地の気候や環境に長年かけて適応してきました。
そのため、湿度や温度変化への耐性が高く、地域ならではの快適な住まいを実現できます。
恵那市の気候は夏は蒸し暑く、冬は寒いのが特徴です。
地元で育った木材は、その地域の気候変動に適応しているため、湿度や温度の変化に対して安定性が高い傾向にあります。
環境への配慮
環境保全というと「木を切らない」「植林する」このようにイメージする方が多いのではないでしょうか。
しかし実際には、若い木は成長が早く二酸化炭素の吸収量も多いため、適切な伐採と植林のサイクルにより、長期的には森林の二酸化炭素吸収量が増加するのです。
また、過密になった森林の間伐により、残った木々の成長を促せます。
地元の木材を使うと輸送時のCO2排出も抑えられ、環境負荷の軽減につながります。
地域経済への貢献
かつては国産材の方が高価だったという歴史的背景から「国産材は高い」というイメージが根強く残っています。
しかし、世界情勢による原油価格高騰の影響で、現在は輸入材との価格差はそれほど大きくありません。
積極的に地元の木材を使うことで、地元の林業や木材産業の活性化や、雇用の創出などの地域経済への好循環が期待できます。
岐阜県のブランド木材
岐阜県は、高知県についで全国2位となる81%という高い森林率を誇ります。
豊かな森林資源を活かし、岐阜県は数々の高品質なブランド木材を生み出してきました。
とくに、恵那市を含む東濃地方は、上質な桧の産地として有名です。
ここでは、恵那市で一軒家を建てる際に使える岐阜県のブランド木材を紹介します。
東濃桧(トウノウヒノキ)
東濃桧は、岐阜県東濃地方を代表する高級な建材です。
淡いピンク色の美しい木肌と独特の芳香を持ち、年輪幅が狭く均整がとれているのが特徴です。
また強度と耐久性に優れていることから、伊勢神宮の式年遷宮の用材としても選ばれ、高級な建材として広く知られています。
長良杉(ナガラスギ)
長良杉は、長良川流域の環境で育った岐阜県を代表する杉材です。
通称「源平」と呼ばれる白太と赤身のコントラストが印象的で、木目の美しさに定評があります。
また、目が均等で冬目が太く、仕上がり後の表情が豊かなことから、その名の通り「長くて良い杉」として親しまれ、岐阜県を代表する建材として広く知られています。
木曽桧(キソヒノキ)
木曽桧は、岐阜県に隣接する長野県木曽地方の銘木です。
年輪幅が細かく緻密で、きれいな木肌と特有の芳香を持ち、高い強度と耐久性を誇ります。
加工性が良く狂いが少ないことから、日本三大美林の一つに数えられ、伊勢神宮の式年遷宮にも使用される高級建材として知られています。
また、樹齢300年以上の天然木が多く、その希少性と品質の高さから価値が高いとされています。
恵那市で一軒家購入に使える支援制度
【施工事例:恵那市 三郷の家】
恵那市では、地元の木材を使った一軒家の建築を推進するため、さまざまな支援制度を設けています。
ここでは、活用できる支援制度を紹介します。
えなの木省エネ住宅建設支援事業
恵那市では、地元の森林資源を活用した住宅建設を推進するため「えなの木省エネ住宅建設支援事業」を実施しています。
【補助金額】
- ・基本補助:20万円(定額)
- ・追加補助:最大30万円(市内に建築する場合:20万円・長期優良住宅の場合:10万円)
【主な補助金の受給条件】
- ・市産材を使用すること
- ・省エネ基準に適合すること
- ・市内業者が施工すること
詳しい条件は、恵那市役所のホームページでご確認ください。
ぎふの木で家づくり支援事業
岐阜県が実施している「ぎふの木で家づくり支援事業」も、恵那市内での一軒家建築時に活用できます。
【補助金額】
- ・新築:最大32万円
- ・改修:最大16万円
【主な補助金の受給条件】
- ・岐阜県内に新築する、自らまたは家族が居住する一戸建て木造住宅であること
- ・県内に事業所を有する工務店などが建設する住宅であること
- ・「ぎふ性能表示材」または「ぎふ証明材かつJAS製品」を構造材に80%以上使用すること
ただし、先着順での受付で予算に達し次第終了する点にはご注意ください。
また、岐阜県内で新築する場合は「脱炭素社会ぎふモデル住宅普及事業費補助金」との併用も可能で、最大72万円の補助を受けられます。
条件が複雑なため、補助金の申請実績が豊富な工務店に相談することをおすすめします。
(参考:恵那市役所|ぎふの木で家づくり支援事業)
恵那市では、これらの支援制度に加えて、移住者や子育て世帯向けの補助金も充実しています。詳しくは、以下の記事をご確認ください。
>恵那市への移住を考えている人必見|6つの魅力と知らなきゃ損な移住支援制度についても解説
▶︎岐阜県東濃地域でマイホーム新築・リフォームを検討している方はこちらから
恵那市の一軒家に関するQ&A
恵那市のどのエリアが人気ですか?
恵那市でおすすめのエリアは主に以下の2つです。
人気エリア1:JR恵那駅周辺
- ・通勤・通学に便利
- ・スーパーや病院が充実
- ・子育て支援施設が近い
人気エリア2:笠周・恵南地区
- ・豊かな自然環境
- ・のどかな田園風景
- ・広い敷地を確保しやすい
- ・地価が比較的リーズナブル
一軒家を建てるのに理想の土地を見つける方法については、以下の記事をご確認ください。
>恵那市で理想の土地を見つける方法|一軒家を建てるのにおすすめのエリアや快適に過ごせる住宅も紹介
工務店の選び方で気をつけることは?
恵那市で一軒家を建てる際は、以下のポイントをチェックして工務店を選びましょう。
- ・地元材の施工実績が豊富
- ・各種補助金の申請経験が豊富
- ・地域の気候特性を考慮した設計ができる
- ・乾燥技術・施工技術の知識が豊富
- ・アフターメンテナンス体制が整っている
とくに補助金申請は、工務店によって経験に大きな差があります。
補助金申請に慣れている工務店に依頼しないと、申請による工期の遅れなどのリスクがあるので、事前実績を確認しておきましょう。
▶︎岐阜県東濃地域でマイホーム新築・リフォームを検討している方はこちらから
まとめ
【施工事例:恵那市 広々バルコニーのある家】
恵那市で一軒家を建てる際は、地元の木材を活用することで、補助金の活用や環境の負荷軽減などのメリットが得られます。
大野工機は、1969年の創業以来、恵那市で地元の木材を使った住宅建築を手掛けてきました。
補助金申請のサポートから、アフターメンテナンスまで、トータルでご家族の理想の住まいづくりをお手伝いいたします。
地元材を使った一軒家の建築をお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。
補助金の活用方法から、最適な木材の選び方まで、詳しくご説明させていただきます。
大野工機は、昭和44(1969)年創業以来、総合建築会社として岐阜県東濃地域を中心に『顧客第一』をモットーとして“一生の宝物”となる住宅を作り続けています。
● 美しいデザインをつくります
● “ぎふの木”の家づくりにこだわります
岐阜県東濃地域で家づくりを始めたい方は、どうぞお気軽にご相談ください。