土岐市

土岐市は、岐阜県東南部に位置する緑豊かな街です。1,400年以上の歴史を持つ美濃焼の産地で、2025年には市制施行70周年を迎えます。

自然に囲まれながら名古屋へのアクセスもよく、都市部からの移住先候補としても人気です。

本記事では、岐阜県土岐市や恵那市を対象に、地域密着で家づくりを手がけている工務店“大野工機”が、土岐市に移住するメリットや注意したいポイント、移住時に申請できる補助金・支援金についてわかりやすく解説します。  

コラムのポイント
● 土岐市とはどのような地域か解説します。
● 土岐市に移住するメリットや注意したいポイントがわかります。
● 土岐市への移住で申請できる補助金・支援金について把握できます。

 

目次

土岐市とはどのような地域か

土岐市 景色

土岐市とは、岐阜県の東南部に位置する街です。

美濃焼の産地であり、やきもの生産量日本一としても知られ、毎年ゴールデンウィークには「土岐美濃焼まつり」が開催されています。

また、市域の70%が丘陵地であり、自然に囲まれている点も特徴の一つです。

緑豊かで穏やかな地域でありながら、愛知県瀬戸市や豊田市に面しており、名古屋市までの交通アクセスも優れています。

ベッドタウンとしての発展も見せ、都市部からの移住先におすすめの地域です。

土岐市への移住メリット

土岐市

土岐市へ移住する場合、次にあげる5点がメリットとしてあげられます。

  • ・土地が安い
  • ・自然豊かで治安が良い
  • ・名古屋へのアクセスが良好
  • ・美濃焼の文化
  • ・買い物も便利

土地が安い

土岐市は、名古屋市にもアクセスしやすい場所に位置しながらも、土地代が安いのが特徴です。

令和6年度都道府県地価調査によれば、1平方メートルあたりの住宅地平均価格は次の通りとなっています。

  • 土岐市の平均価格:4万2,700円※1
  • 岐阜県の平均価格:4万6,500円※2
  • 名古屋市の平均価格:22万3,100円※3

 

土岐市の土地代は名古屋市の5分の1ほど、岐阜県の平均価格よりも低いため、コストを抑えて家を建てたい場合にはおすすめの地域です。

〈※1,2出典〉令和6年 地価公示(岐阜県)市町村別 用途別 平均価格・平均変動率
〈※3出典〉令和6年愛知県地価調査(令和6年(2024)9月17日公表)

自然豊かで治安が良い

市域の70%を丘陵地が占めているため、自然豊かで治安がいい点も土岐市に移住するメリットです。

市街地を囲む山々や河川からは四季を感じられ、都会の騒がしさを感じさせません。

「子どもをのびのびとした環境で育てたい」とお望みのファミリー層や、「自然に囲まれ、治安のいい地域で暮らしたい」と移住先をお探しの方にとって、土岐市は理想的な選択肢です。

名古屋へのアクセスが良好

緑豊かな地域でありながらも、名古屋市内へアクセスしやすい点は土岐市の大きな魅力です。

土岐市は、岐阜県東南部の名古屋から40キロメートル圏内の場所に位置しています。

中央自動車道、東海環状自動車道が通っており、土岐IC・土岐南多治見IC・五斗蒔スマートICの3つのインターチェンジがあるので、車で移動しやすいのが便利なポイントです。

また、JR中央本線を使用すれば、名古屋駅まで45分ほどで到着します。

1時間もかからずに名古屋にまで移動できるので、名古屋市内に通勤・通学しているという場合も快適です。

自然に囲まれた暮らしを実現しながら、都市へもスムーズにアクセスしたい場合、土岐市は有力な移住先候補です。

美濃焼の文化

土岐市は、1,400年以上の歴史を誇る美濃焼の産地であり、やきものの街として知られています。

そのため、陶磁器に関するイベントが開催されることも多く、地域の文化に楽しく触れる機会が盛んです。

移住先の文化を存分に享受し、豊かに暮らしたい場合におすすめの地域と言えます。

買い物も便利

土岐は、文化的な側面だけでなく、生活的側面が整っている点も魅力です。

土岐プレミアム・アウトレットやイオンモール土岐があるため、買い物に困ることはありません。

駅からの連絡バスも運行中なので、気軽に買い物へ行くことができます。

 

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土岐市への移住で注意したいポイント

土岐 駅

土岐市への移住を検討中の場合は、次にあげる4点に注意しましょう。

  • ・自家用車が必須
  • ・暑さ対策が肝心
  • ・都市部のような利便性はない
  • ・移住支援制度の活用は事前準備必須

自家用車が必須

名古屋市内から40キロメートル圏内で、名古屋駅までは電車で45分ほどでアクセスできるなど、都市部へ移動しやすい点が土岐市の大きな魅力です。

しかし、市内で買い物に行くとき、通院するときなどには、自家用車がなければスムーズに移動できません。

駅からショッピングモールへの連絡バスは走っていますが、その他の公共交通機関はアクセスできる箇所が限られているため、ちょっとした買い物も自家用車で向かうことになります。

都市部で暮らしていた場合、自家用車を持っていない方も多いですが、土岐市に移住する際には準備が必須です。

暑さ対策が肝心

土岐市のある岐阜県は、日本国内の中でも猛暑地帯といえるエリアです。

周囲を山々に囲まれており、いわゆる「盆地」と呼ばれる地形であることから、 フェーン現象が発生して高温になる傾向にあります。

そのため、とくに夏場の暑さ対策が欠かせません。

暑さに弱いという場合は、土岐市で家を建てる際に断熱性能を重視しましょう。

断熱性能の優れた家を建てることによって、冷暖房の効率を上げることができます。

都市部のような利便性はない

土岐市は、土岐プレミアム・アウトレットやイオンモール土岐があり、買い物に不便はしません。

しかし、70%ほどは丘陵地が占める緑豊かな地域のため、都市部のような利便性を求める場合には、あまりおすすめできないエリアです。

例えば、「徒歩で気軽にコンビニに行きたい」、「帰り道に歩いてスーパーに寄りたい」といったような、都市部ではできていた過ごし方が難しい場合もあります。

しかし、自家用車さえあれば移動はスムーズであるほか、店舗だけでなく医療機関や教育機関も充実しているので、基本的には暮らしやすく子育てもしやすい地域です。

移住支援制度の活用

土岐市へと移住する際、移住支援制度を活用可能です。

例えば県外からの移住者の場合、最大で50万円が奨励金として給付されます。

しかし、県外からの移住者であれば誰でも申請できるわけではありません。

奨励金を受け取るためには、年齢や就業状況に関する要件があるほか、必要書類をもれなく準備し、申請期限内に提出する必要があります。

場合によっては奨励金がもらえないこともあるため注意しましょう。

土岐市への移住で申請できる補助金・支援金

移住

ここからは、土岐市への移住で申請できる補助金・支援金について紹介します。

土岐市へ移住する際には、主に次の3つの補助金・支援金を申請可能です。

  • ・土岐市定住促進奨励金
  • ・東京圏からの移住に対する支援金
  • ・県外からの定住促進奨励金

土岐市定住促進奨励金

土岐市定住促進奨励金は、土岐市外から移住し、定住目的で住宅を取得する方を対象とした支援金制度です。

具体的な条件は、次のように設定されています。

  • ・土岐市への転入日前日から起算して過去1年間、あるいは転入日から起算して5年を経過した日までに、取得した対象住宅に居住済みである
  • ・土岐市の住宅を共有で取得した場合、申請者世帯の合算持ち分が2分の1以上である
  • ・土岐市への転入前3年間において、土岐市に住所を置いていない
  • ・土岐市で住宅を取得した年度の4月1日現在の年齢が、50歳以下である
  • ・申請者の世帯員全員に市税等の滞納がない
  • ・土岐市で住宅を取得した日、あるいは土岐市に転入した日のいずれか後の日から。6ヶ月以内に交付を申請できる

 

上記の条件に該当しなければ申請できないため注意しましょう。

条件に該当する場合は、新築・中古住宅問わず一律で25万円が奨励金として支払われます。

〈出典〉定住促進奨励金|土岐市公式ウェブサイト

東京圏からの移住に対する支援金

東京圏(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)から土岐市に移住する場合も、支援金が交付されます。

東京圏からの移住者の中でも、次の条件に該当する場合は、支援金の交付を申請可能です。

  • ・東京23区に住んでいた、あるいは通勤していたが、岐阜県へ移住した
  • ・都道府県が選定した中小企業などの求人に応募し、就業した
  • ・専門人材として岐阜県内の企業に就業した
  • ・岐阜県内に移住するが、テレワークで就業を継続する
  • ・岐阜県で市町村の関係人口として認められている、あるいは社会的事業分野で起業している

 

土岐市に移住して支援金を得る場合には、「岐阜県総合人材チャレンジセンター」のWebサイトからマッチングサイトを確認し、そのサイト内に掲載されている求人に応募・就業する必要があります。

ちなみに、令和6年版の交付金額は次の通りです。

移住時期 単身者 世帯 子ども加算
令和6年4月1日〜 60万円 100万円 30万円/1世帯
〜令和6年3月31日 60万円 100万円 100万円/1人

移住時期が令和6年4月1日以後の場合、テレワークで就業を継続している方は交付額が半額になるため注意しましょう。

〈出典〉東京圏からの移住に対する支援金の交付|土岐市公式ウェブサイト

県外からの定住促進奨励金

県外からの定住促進奨励金は、岐阜県外から移住し、定住を目的に住宅を取得した方を対象とした奨励金です。

要件が細かく設定されており、ここではその一部を紹介します。

  • ・土岐市への転入前日から起算し、1年前以降に取得した住宅に居住している
  • ・共有で住宅を取得している場合、申請者世帯の合算持ち分が2分の1以上
  • ・転入前日から起算し、過去5年間連続で岐阜県外に居住していた
  • ・令和4年4月1日以降に土岐市に転入した
  • ・交付申請年度の4月1日時点で、年齢が39歳以下
  • ・申請者の世帯員全員に市税等の滞納がない

 

その他にもさまざまな要件があり、すべてに該当する場合のみ申請できる制度です。

交付が決定すると、世帯で転入の場合は50万円、単身で転入の場合は30万円がもらえます。

〈出典〉令和6年度 県外からの定住促進奨励金|土岐市公式ウェブサイト

 

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移住先で家を建てるときに注意したいポイント

移住 住宅

移住先で家を建てる際には、次の3点に注意しましょう。

  • ・法規制の確認
  • ・利便性や暮らしやすさの確認
  • ・地域ならではの慣習やルールの確認

移住先で家を建てる際には、はじめに法規制や土地の制限を確認しておく必要があります。

また、「子どもは学校に通いやすいか?」、「車を手放す年齢になっても暮らしやすいか?」といった点をふまえながら土地を選ぶことも重要です。

土岐市のような田舎と都会の中間にあり、都市部へのアクセスもしやすい地域を選んでおけば、現役世代からシニアまで暮らしやすいと期待できます。

地域コミュニティでのトラブルを防ぐために、その土地ならではの慣習やルールも把握しておくとなお安心です。

まとめ

岐阜県

土岐市は都市部へのアクセスもよく、移住者への補助金・支援金なども充実しているため、移住先をお探しの方にはぴったりの地域です。

「緑豊かな街で暮らしたい」、「古くからある文化に触れながら過ごしたい」という方は、土岐市への移住を検討してみましょう。

また、土岐市で新たに家を建てる際には、地域密着型の工務店がおすすめです。

大野工機は、昭和44(1969)年創業以来、総合建築会社として岐阜県東濃地域を中心に『顧客第一』をモットーとして“一生の宝物”となる住宅を作り続けています。  

「大野工機」3つの約束
● 敷地を熟視して提案します
● 美しいデザインをつくります
● “ぎふの木”の家づくりにこだわります

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