自然素材の家

環境にやさしい家を建てたい」「家族の健康にも配慮した家がほしい」とお悩みの方には、自然素材の家づくりがおすすめです。

しかし、自然素材の家を建てる場合、天然の木材を使用しているからこその注意点があリます。

「こんなはずじゃなかった……」と後悔しないためには、事前の対策が欠かせません。

本記事では、岐阜県恵那市で1969年創業の工務店“大野工機”が、自然素材の家で後悔しないための方法を解説します。

地元岐阜県の木材を使って建築をお考えの方はぜひ参考にしてください。

コラムのポイント
● 自然素材の家を建てるメリット・デメリットをお伝えします。
● 自然素材の家でよくある後悔をご紹介します。
● 自然素材の家で後悔しないための対策方法をご紹介します。

 


目次

自然素材の家とは

恵那市 三郷の家

施工事例:恵那市 三郷の家

自然素材の家とは、天然由来の素材を使って建てられた住宅です。

化学物質が最大限に排除された、人や環境にやさしい住まいとして人気を集めています。

具体的には、次のような素材が使用されています。

素材 特徴
無垢材  ・天然の木材から製材して作られる
・経年変化や独特の味わいが魅力
漆喰 ・石灰石が主原料の壁材
・高い吸湿効果と防火性をもつ
珪藻土 ・植物性プランクトンの化石
・壁材として使用される
・高い吸湿性能と脱臭効果をもつ
天然石 ・主に屋根材として使用
・雨風に強い
セルロースファイバー 

・新聞紙や古紙などが原料
・断熱材として使用される

自然素材の家を建てるメリット

恵那市 三郷の家

施工事例:恵那市 三郷の家

自然素材の家を建てることで、次のようなメリットがあります。

  • ・健康的な暮らしが叶う
  • ・季節を問わず過ごしやすい
  • ・耐火性と耐久性が優れている

健康的な暮らしが叶う

一般的な建材では化学物質が使用されますが、自然素材の家では極力使用されていません。

そのため、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒドなどの有害物質を排除でき、シックハウス症候群を予防できます。

シックハウス症候群となってしまうと、喉がイガイガする、目がチカチカするなどの症状が出るため、こういった健康リスクはできる限り避けたいところです。

身体にやさしい自然素材の家であれば、化学物質に敏感な方がいるご家庭でも安心して暮らせます。

 

季節を問わず過ごしやすい

自然素材の家は、温度や湿度の調整能力が優れている点も大きなメリットです。

無垢材や漆喰などの自然素材は、湿度の高い夏場は湿気を吸収し、冬場は湿気を放出して暖かい空間を作ります。

そのため、季節を問わず過ごしやすい家を建てたいなら、自然素材の家はおすすめの選択肢です。

自然素材によって温度や湿度が調整されることで、エアコンの使用頻度が減り、光熱費が削減される点も魅力といえます。

 

耐火性と耐久性が優れている

自然素材の中でも、漆喰や珪藻土は不燃材料に分類されており、耐火性が非常に高いのが特徴です。

コンクリートや鉄鋼と変わらないほどの耐火性をもつため、自然素材であっても火災のリスクを抑えられます。

また、無垢材の床の寿命は30年以上と長く、合板フローリングの2倍ほどの耐久性です。

初期投資は高くなりますが、長期的視点で見ると費用対効果に優れています。

自然素材の家を建てるデメリット

自然素材の家

自然素材の家を建てる場合、次のデメリットには注意しましょう。

  • ・建築コストが高い
  • ・傷や汚れがつきやすい
  • ・定期的なメンテナンスが必要
  • ・色や柄のバリエーションが限定的

建築コストが高い

自然素材の家の場合、一般的な建材を使用した家と比べると、建築コストが高くなりがちです。

とくに無垢材を使用した家の場合、国産木材は供給量が限られるほか、特殊な施工技術も求められることから、初期投資が高くなります。

しかし、初期投資こそ高くなるものの、家としての寿命が長いのも特徴です。

30年から50年ほど、素材やメンテナンス次第では100年以上もつので、長期的視点でコストを評価しましょう。

傷や汚れがつきやすい

無垢材や漆喰、珪藻土などの自然素材は、一般的な建材に比べて傷や汚れがつきやすいのが弱点です。

日常生活におけるちょっとした擦れや、物を落としてしまった影響で、すぐに傷がついてしまうことがあります。

無垢材の場合は修復もできますが、漆喰や珪藻土の場合は汚れを吸着してしまい、簡単には落とせません。

そのため、傷や汚れができる限りつかないように、注意しながら過ごす必要があります。

定期的なメンテナンスが必要

自然素材の家では、無垢材の歪みや反り対策、漆喰や珪藻土のひび割れ対策など、定期的なメンテナンスが欠かせません。

無垢材・漆喰・珪藻土のメンテナンス方法を簡単にまとめると、次の通りになります。

素材 日常の手入れ 定期的なメンテナンス
無垢材 ・埃は掃除機やほうきで除去
・雑巾やモップで乾拭き
・年1〜2回ワックスがけ
・オイル仕上げの場合もオイルを塗布
漆喰 ・軽微な汚れは消しゴムを使って落とす
・メラミンスポンジで汚れを削る
・必要に応じて補修
珪藻土 ・ 埃は柔らかいほうきやハタキで落とす
・雑巾で乾拭き
・水拭きNG

・紙やすりで表面の目詰まりを補修

それぞれで手入れ方法が異なり、素材によっては厳禁とされる方法もあるため注意が必要です。

 

色や柄のバリエーションが限定的

色彩豊かな家を作りたい場合、自然素材の家はおすすめできません。

無垢材や漆喰などの自然素材からできているため、どうしても色や柄のバリエーションは限定的になってしまいます。

そのため、ナチュラルな雰囲気がお好きな方や、穏やかな空間を好まれる方にとっては、自然素材の家がぴったりです。

自然素材の家でも色を取り入れたい場合、インテリアや家具で工夫を施しましょう。

自然素材の家でよくある後悔

自然素材の家

自然素材の家では、コストが高い、メンテナンスが必要といったデメリットがあることから、次のように後悔するパターンが見られます。

よくある後悔の例 内容
思っていたよりコストがかかった ・建材自体が高い
・職人の人件費が高い
時間が経つにつれ劣化している ・木材の反りや歪みが目立つ
・壁がひび割れてしまう
・色味の変化が気になる
見た目の不均一さが気になる ・素材ごとの色ムラが目立つ
アレルギー反応が出てしまった ・木材や漆喰によってかぶれてしまう

上記のような後悔を防ぐためには、家を建てる際に対策が必要となります。

自然素材の家で後悔しないための対策

瑞浪市 夢が叶う雨楽な家

施工事例:瑞浪市 夢が叶う雨楽な家

自然素材の家で後悔しないためには、次にあげる4つの対策をとりましょう。

  • ・ポジティブに経年変化を楽しむ
  • ・特徴を理解した上で素材を選択する
  • アレルギーチェックを行う
  • ・メンテナンスを前提とした計画を立てる
  • ・信頼できる工務店に依頼する

ポジティブに経年変化を楽しむ

自然素材の家を建てた場合、「傷がついてしまった」「色合いが変わってしまった」などと、経年変化を劣化として捉えるのはおすすめできません。

無垢材や漆喰など、自然素材ならではの味わいや表情の変化は、欠点ではなく魅力といえます。

傷や汚れがつかないように注意することも重要ですが、細かな変化を恐れることなく、家を育むような気持ちで暮らしましょう。 

特徴を理解した上で素材を選択する

自然素材で家を建てる場合、各素材の特徴を十分に把握し、最適な素材を選びましょう。

木材ひとつをとっても、樹の種類によって特徴は異なります。

柔らかいもの、手触りがいいもの、耐水性が高いものなどさまざまなので、どの部屋に使用するのか考慮した上で選択してください。

アレルギーチェックを行う

自然素材の家は、化学物質をできる限り排除しているため、身体にやさしい点が特徴です。

しかし、自然素材の影響でアレルギーを引き起こす場合もあるため、事前にアレルギーチェックを行なっておくことをおすすめします。

家づくりの前に検査を行い、建材選びを適切に行いましょう。

メンテナンスを前提とした計画を立てる

自然素材の家で長く暮らすには、定期的なメンテナンスが必要です。

無垢材の場合、年に1回から2回ほどはワックスがけが欠かせません。

漆喰や珪藻土の壁も、必要に応じて補修を行いましょう。

また、家づくりを依頼する工務店を選ぶ際には、管理体勢​が整っている会社がおすすめです。

お引き渡しから半年後、2年後、5年後など、定期的な総合点検を依頼できる工務店を選びましょう。

 

信頼できる工務店に依頼する

自然素材の家づくりで成功するには、工務店選びが非常に重要です。

次のポイントを中心に確認し、信頼できる工務店を選びましょう。

  • ・地域密着で長期的な関係を築けるか
  • ・施工実績が豊富か
  • ・高い技術と専門的知識があるか
  • ・自然素材の扱いに長けているか
  • ・定期的なメンテナンスをサポートしてくれるか

施工事例を確認し、理想のデザイン、間取りの家があるか確認することもおすすめです。

 

まとめ

瑞浪市 夢が叶う雨楽な家

施工事例:瑞浪市 夢が叶う雨楽な家

自然素材の家は、季節を問わず過ごしやすく、身体にもやさしい住宅です。

経年変化を楽しみ、メンテナンスを適切に行うことで、後悔なく快適に過ごせます。

初期投資は高くなりがちですが、自治体によっては補助金や助成金も利用可能です。

岐阜県では、「ぎふの木で家づくり支援事業」と題して、岐阜県産材を使用した場合に助成金を給付しています。

大野工機では、地元岐阜県産材を使った住宅建築を手掛けているため、岐阜県は東濃地域にて自然素材の家を作りたい方はぜひご相談ください。

補助金申請のサポートから、アフターメンテナンスまで、トータルでご家族の理想の住まいづくりをお手伝いいたします。

大野工機は、昭和44(1969)年創業以来、総合建築会社として岐阜県東濃地域を中心に『顧客第一』をモットーとして“一生の宝物”となる住宅を作り続けています。  

「大野工機」3つの約束
● 敷地を熟視して提案します
● 美しいデザインをつくります
● “ぎふの木”の家づくりにこだわります

  岐阜県東濃地域で家づくりを始めたい方は、どうぞお気軽にご相談ください。  
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