〈施工事例:恵那市 長島町の家〉

家の中に階段がある場合、ご高齢の方にとっては転倒・転落リスクが高く、大きな事故につながるケースも少なくありません。

そのため、リビングや寝室などがワンフロアにまとまった、平屋を選択するご家庭は増えています。

そこでこの記事では、岐阜県の土岐市や恵那市などで家づくりを手がける工務店“大野工機”が、平屋でバリアフリーな家を建てるメリット・デメリットや間取りを決める際のポイントまで詳しくお伝えします。

コラムのポイント
●平屋は、リビングや寝室、水回りまですべてワンフロアで完結するため、移動の負担や転倒リスクを軽減できます。
●平屋を建てる場合、二階建てより広い土地が必要となり、総額が割高になりやすい点には注意しましょう。
●施工実績の豊富な業者であれば、土地選びや採光・通風の確保、費用面といった平屋ならではの注意点にも対策できます。

 

目次

 

バリアフリーのために平屋を建てるメリット

バリアフリー 平屋

バリアフリーを考慮して平屋を建てる場合、次のようなメリットがあります。

ワンフロアで完結するため移動が楽

平屋は、リビングや寝室、水回りまですべてワンフロアで完結するため、日常における移動負担を抑えられます。

ご高齢の方やお身体の不自由な方にとっては、部屋から部屋へのちょっとした移動も大きな負担になりかねません。

しかし、平屋であれば効率的な動線設計を叶えやすく、家事動線の短縮化も可能です。

階段がないことで転落事故の心配が減る

平屋はワンフロアのみで構成されているので、階段から転落するリスクを低減できます。

ちなみに、東京消防庁の救急搬送データ(令和3年)によると、高齢者の落下事故が発生する場所としてもっとも多いのが階段です。

順位 落下事故の発生箇所
1位 階段
2位 ベッド
3位 椅子

〈出典〉救急搬送データからみる高齢者の事故 | 東京消防庁

平屋の場合、階段を使うことなく生活できるので、落下事故が発生するリスクを最小限に抑えられます。

階段からの転倒・落下は大きな怪我につながりやすいため、安全性を高めるために平屋はおすすめの選択肢です。

車いす・歩行器でも回遊できるレイアウトにしやすい

平屋は、段差のない空間作りが可能なだけでなく、開口部を広げる工事も比較的実施しやすいので、車いす・歩行器でも安心して移動できる点がメリットです。

行き止まりがなく回遊できる動線にすれば、車いすの方であってもスムーズに方向転換でき、介護者にかかる負担も抑えられます。

部屋間の温度差を小さく保ちやすい

平屋の場合、居住空間がワンフロアで完結しているので、室内温度を一定に保ちやすい点もメリットです。

空気が上下に逃げづらい構造のため、適切な断熱対策を行えば冷暖房の効率が上がり、部屋ごとの温度差も軽減できます。

部屋ごとの温度差が生じにくいと、ヒートショック(急激な温度変化による血圧の急変動が原因で、脳梗塞や心筋梗塞などが起こること)のリスクも抑えられるため、ご高齢の方にとってより安全な住まいが手に入ります。

将来的な間取り変更にも柔軟に対応しやすい

平屋の場合、家族構成やライフスタイルの変化に応じて、間取りを変更しやすいのもメリットです。

ワンフロアで完結していることから、階段や配管などによる制約が少なく、二階建てよりも可変性を持たせやすいと考えられます。

例えば、親世帯の介護が必要となり、二世帯住宅への転換を検討する場合も、壁の追加や撤去、水回りの工事などを行いやすいのが魅力です。

岐阜県は恵那市周辺で平屋の建築やバリアフリーリフォームを検討されている方は、こちらより大野工機までお問い合わせください。

〈お問い合わせ〉

バリアフリーのために平屋を建てるデメリット

バリアフリーのために平屋を建てるデメリット

バリアフリーを考慮して平屋を建てる場合、次の5点には注意が必要です。

広い土地が必要

平屋で二階建てと同じ床面積を確保する場合、二階建てと比較すると2倍ほどの建築面積が求められます。

また、地域ごとに定められた建ぺい率や容積率の制限を受け、希望通りの平屋を建てられないケースもめずらしくありません。

建ぺい率とは、敷地面積に対する建築面積の割合で、建物が土地の何%まで占めて良いのかを示す数字です。

一方で容積率は、敷地面積に対する延床面積の割合を示します。

どちらも用途地域ごとに上限が定められており、岐阜県恵那市における建ぺい率・容積率の制限は次の通りです。

用途地域 建ぺい率 容積率
第一種低層住居専用地域 50% 80%
第一種中高層住居専用地域 60% 200%
第二種中高層住居専用地域 60% 200%
第一種住居地域 60% 200%
第二種住居地域 60% 200%

〈出典〉恵那市HPにて「建ぺい率」と検索>恵那市の用途地域ごとの建築制限等一覧表

例えば、建ぺい率が50%、容積率が80%の土地に25坪の平屋を建てたい場合、必要な土地の広さは50坪程度となります。

より広い30坪の平屋となると、60坪以上の土地が必要です。

このように、二階建てを建てるよりも広い土地が求められる点に注意しましょう。

総額が割高になりやすい

平屋の場合、同じ延床面積の二階建てよりも、基礎や屋根の面積が広くなります。

そのため、施工面積が増えて工事費が割高になり、土地取得費用もかかるため、総額が高くなりやすい点に注意が必要です。

工事費用を抑えるためには、廊下をなくした効率的な間取りにするなど、延床面積を抑える工夫が求められます。

プライバシーへの配慮や防犯対策が必須

平屋の場合、リビングや寝室などすべての空間が一階に完結するので、プライバシーの確保や徹底したセキュリティ対策が欠かせません。

窓の配置を工夫して外からの視線を遮るほか、人感センサー付きの照明や防犯カメラを設置するなど、設計段階から防犯計画を立てておきましょう。

日当たり・通風が悪化しやすい

平屋は二階建てと比べて高さがないため、周囲の環境によっては日当たりや風通しが悪くなる点もデメリットです。

住み始めてから「日当たりが悪い」「風通しが悪い」と悩まないためにも、家を建てる前には周辺環境を必ず調査し、採光や通風について考慮した間取りを計画しましょう。

浸水時に二階に避難できない

平屋はワンフロアのみの作りのため、水害が発生して浸水してしまった場合に、二階へ垂直避難できません。

できる限り安全を確保するためにも、平屋を建てる前にはハザードマップで浸水想定区域を確認し、これまでの水害履歴についても把握しておきましょう。

バリアフリーな平屋を建てる際の間取りのポイント

バリアフリーな平屋を建てる際の間取りのポイント

バリアフリーにも配慮した平屋を建てる場合、間取りの工夫も必要です。

ここからは、玄関・居室・水回り・収納の4つの範囲に分けて、間取りのポイントを解説します。

玄関

玄関では、少ない力で開け閉めできる引き戸を採用しましょう。

車いすでの出入りも考慮して、最低でも90cm以上の通路幅を確保してください。

土間は広めに設け、上がり框を低めに設計することで、転倒するリスクを軽減するのも重要です。

車いすを利用される場合は、固定スロープを設置したり、自動段差解消機を設置するケースもめずらしくありません。

居室

居室においても、玄関と同様にすべての出入り口を引き戸にし、開閉動作を簡単にしましょう。

出入り口と廊下の幅はどちらも最低90cm以上を確保し、車いすや歩行器でもスムーズに移動できるように、できる限り壁やドアを減らすのもおすすめです。

また、床全面をフラットにすることで、車いすや歩行器で移動しやすくするだけでなく、転倒リスクも低減するのも欠かせません。

水回り

キッチンや浴室、トイレなどの水回りは、できる限り一箇所に集約し、動線を短くして移動負担を抑えましょう。

行き止まりのない回遊動線を意識した間取りにすれば、移動のストレスをより軽減できます。

トイレや浴室には手すりも設置し、滑りにくい床材を採用して転倒リスクを抑えてください。

車いすを利用される場合は、動線上でスムーズに移動・転回できる広さを確保し、座ったままでも作業しやすいユニバーサルキッチンを採用するのもおすすめです。

収納

物の出し入れで行ったり来たりすることのないように、家事動線や生活動線の途中に収納を配置しましょう。

持ち物の量から必要なスペースをシミュレーションした上で、座った状態でも手の届きやすい高さ・奥行きの収納を設計します。

壁の厚みを利用するニッチ収納を採用すれば、床面積を圧迫しないため、通路幅の確保にも影響しません。

バリアフリーにおすすめな平屋の施工事例

木を使った外観の平屋

〈施工事例:恵那市 長島町の家〉

最後に、大野工機が手がけた平屋の施工事例を紹介します。

平屋の施工事例①

シンプルな切妻屋根と、無垢材のパーテーションが印象的な平屋の事例です。

木の質感が気持ち良い家

室内にも無垢材を使用し、勾配天井によって開放的な空間を演出しました。

部屋と部屋の境目はできる限り段差をなくしており、転倒リスクを軽減しています。

国産木材をたっぷり使った造作収納

動線上に造作棚を設けることで、物の出し入れもスムーズです。

施工事例の詳細はこちらからごらんください。

〈施工事例:恵那市 長島町の家〉

平屋の施工事例②

減築リフォーム 平屋

もともとは二階建てだった住宅を、平屋に減築リフォームした事例です。

平屋

ひとつながりの空間で、動線をコンパクトに抑えています。

減築リフォーム

床には無垢材を採用し、ぬくもりあふれる空間に仕上がりました。

窓の位置やサイズもこだわり、採光を十分に確保しています。

施工実例について詳しく知りたい方は、こちらからご確認ください。

〈施工事例:恵那市 丘の上に建つ平屋の家〉

「家が広すぎるので、減築リフォームでちょうどいい広さに変えたい」とお悩みの方は、こちらの記事もおすすめです。

〈関連ページ〉減築リフォームとは|費用相場やメリット・デメリットまで実例付きで解説

まとめ

足腰が弱い方、ご高齢の方でも安心して過ごせる家を建てたい場合、平屋は最適な選択肢です。

しかし、土地選びや採光・通風の確保、費用面など、平屋ならではの注意点もあるため、施工実績の豊富な業者に相談しましょう。

大野工機では、1969年の創業以来、デザイン・機能ともに優れた家づくりやリフォームを手掛けています。

平屋のバリアフリー住宅をご希望の方は、ぜひ一度ご相談ください。

土地探しや補助金について、最適な木材の選び方まで、詳しくご説明させていただきます。

大野工機は、昭和44(1969)年創業以来、総合建築会社として岐阜県東濃地域を中心に『顧客第一』をモットーとして“一生の宝物”となる住宅を作り続けています。

「大野工機」3つの約束
● 敷地を熟視して提案します
● 美しいデザインをつくります
● “ぎふの木”の家づくりにこだわります

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