毎日の生活を離れ別荘でのんびりと余暇を過ごすのは、憧れのライフスタイルですよね。また別荘には週末にリフレッシュするだけでなく、老後のスローライフを送るなど様々な活用方法もあります。
そこで当記事では、別荘を建築するメリットや注意点を詳しく解説します。人気の間取り例なども紹介しますので、参考にしてください。
このコラムのPOINT
・好みの空間づくりに特化できるのが別荘の魅力
・大開口の窓や平屋などの間取りが人気
・土地探しや資金計画などは慎重に
■別荘のメリット・魅力
まずは別荘を建てるメリットや魅力をお伝えしていきます。利用シーンや生活スタイルなども含めて詳しく解説していきますので、ご自分の生活と照らし合わせてイメージしてみてください。
・豊かな自然を堪能できる
通勤・通学を考慮する必要がない別荘は、アクセスに縛られず建てる場所を選びやすいため、自然を堪能できる田舎につくることが一般的です。緑あふれる風景を目で楽しめるのはもちろん、現地の美味しい食材を楽しんだり、地元のイベントに参加したりして楽しめます。
小さなお子さんが居る家庭では、都会暮らしでは難しい自然との触れ合いを体験できるのも大きなメリットです。カブトムシやクワガタを捕まえたり、野菜を育てて収穫したりといった体験は、幼少期の素敵な思い出になってくれるでしょう。
・実用性よりデザインや趣味を優先できる
毎日の生活を送るわけではない別荘は、細かい実用性よりも好みのデザインや趣味に合わせた造りができます。例えば見晴らしの良い大開口窓は魅力的なデザインですが、住宅地で採用すると周囲の目線が気になってしまい十分くつろげません。隣地と離れていて、毎日過ごすわけではない別荘なら気兼ねなく景色を楽しむことができます。
間取り面でも、毎日の生活を考えると炊事・洗濯・朝の支度など効率の良い動線を優先せざるを得ませんが、別荘ならそれも自由です。趣味のスペースをつくったり、愛車を眺められるビルトインガレージをつくったり、ライフスタイルを優先することができます。デザインや趣味を優先して雑誌に出てくるような素敵な間取りを作り、心からくつろげるのも別荘の良いところといえるでしょう。
・近隣住宅へ迷惑の心配がすくない
別荘を建てる郊外エリアは住宅地と比べて土地が広く、隣地と離れているため近隣への迷惑を気にしなくて良いのもうれしいポイント。趣味の楽器演奏を楽しんだり、お子さんと元気に遊んだりと、住宅地ではできない過ごし方も可能です。
広い庭を活用すれば、みんなで集まってバーベキューも楽しめます。煙や騒音を気にせず盛り上がれるのはうれしいですね。河原やキャンプ場と違い、万が一雨の際も屋内で開催できるのも別荘イベントの良いところです。
・空いた時間に気軽に訪れることができる
自分の所有物である別荘は、ホテルや旅館と違い、予約の手続きがなくいつでも気軽に利用できるのが大きなメリットです。チェックイン・チェックアウトの時間もないため、入館前の時間つぶしや慌てて帰り支度をする必要がないのはうれしいですね。
また、大型連休などのハイシーズンに予約が取れないといった心配もありません。予定が空いた時に急に思い立って1泊、といった使い方も可能です。
・老後にゆったり過ごすこともできる
別荘は、仕事を引退した後の老後をゆっくり過ごす場所としても魅力的です。通勤が必要なくなるため、多少交通の便が悪い場所でも問題ありません。都会を離れてのんびりと暮らすスローライフを満喫できます。
別荘として定期的に利用していれば土地の気候や環境もある程度わかるため、全く知らない土地より移住する際の抵抗が少ないのも大きなメリット。前述したように広い土地を手に入れやすいため、家庭菜園やガーデニングなどをのんびり楽しむこともできます。
■別荘で人気の間取り・デザイン
一般的な住宅と違い、住む人の趣向やライフスタイルが反映された別荘のデザインは見るだけでワクワクするものです。ここでは別荘で採用例が多い人気の間取りやデザインを紹介します。
・平屋
平屋別荘は、採用例が多い人気の間取りの一つです。広い土地を必要とする平屋は土地が高い都会では難しいですが、郊外エリアなら建てやすいのが大きな理由です。二階部分の荷重がないため、大きな窓や広いワンフロアの間取りなどを作りやすいのも大きなメリット。屋根の形などで、外観上のデザイン自由度も高いためイメージに合わせた別荘づくりもしやすいです。
階段がないワンフロアなら年齢を重ねても過ごしやすいため、老後に移り住みやすいのも人気の理由。前述したように仕事引退後にゆっくり過ごす場所としても最適なので、平屋を採用するという方も多いです。
・吹き抜け
メインで過ごすLDKを中心に大きな吹き抜け空間をつくって、明るく開放感のある間取りにするのも人気のデザインです。毎日過ごす我が家では、冷暖房効率を考えて採用を見送る方も多いですが、たまに過ごす別荘なら影響は少ないため実現しやすいといえます。
縦の空間が広がることで解放感が生まれるだけでなく、空気の流れも生まれやすくなるため快適に過ごしやすくなるのもメリットの一つです。春先や秋口など気候の良い季節は自然の気持ちよさを室内に取り入れることもできます。
・大開口の窓
陽の光をたっぷり採り入れ、豊かな自然を室内からも楽しめる大開口の窓は別荘ならではのデザインと言えるでしょう。前述したように近隣との距離が離れているため、大きな窓をたくさん配置してもプライバシーが気になりません。
開口部が多いと、部屋が広く感じるのもうれしいポイントです。また、庭で遊んでいるお子さんや家族の様子がわかるため、別のことをしていても一緒に過ごしている間隔を味わえます。
・自然素材の採用
無垢の木材や漆喰・珪藻土など、豊かな自然とマッチする自然素材を活かしたデザインも人気です。自然そのもののやさしい質感は、都会の日常を離れてゆっくり過ごすのにピッタリ。調湿効果や空気清浄効果も期待できるため、心身ともにリラックスしやすいのもおすすめなポイントです。
また、自然素材は適切なメンテナンスをすれば長く使えるため、老後の終の棲家として考えている方にもおすすめです。アンティーク家具やビンテージ楽器のように、年数が経ったときの重厚感が楽しめるのも魅力的。
■別荘建築時の注意点
定期的に余暇を楽しむための別荘を建てる際は、自宅建築時とはまた違った注意ポイントがあります。特に注意すべきポイントを3つご紹介します。
・土地探し
別荘を検討する際最初に取り組むのは土地探しですが、理想の別荘を建てるためにはいくつかの注意が必要です。
好みの土地であったとしても、農地や市街化調整区域など建物の建築が制限されている場合別荘は建てられません。手続きを踏めば別荘を建てられるケースもありますが、時間と手間がかかるのであまりおすすめとは言えません。
また、知らないエリアの土地を探す際は、気候や特徴などもよく調べる必要があります。山沿いなら土砂崩れの心配はないか、川沿いなら大雨時に氾濫の心配はないかなど、よく調べて建ててから後悔しないように気を付けましょう。
これらの情報は自治体のホームページなどでもある程度調べられますが、より確実に知るためには地元をよく知る工務店に相談するのが確実です。大野工機は土地探し段階のご相談も受け付けており、プロ目線で土地探しをサポートいたしますので、お気軽にご相談ください。
・資金計画
別荘を建てるための資金繰りについてもよく検討する必要があります。すでにマイホームを持っている場合も、賃貸に住んでいる方も毎月の支払はあるため、二軒分の支払いが発生することになります。
また、別荘には住宅ローンの適用ができないことが多いため、住宅ローン減税などの制度も活用できません。金利面で多少不利な別のローンを組むことになるケースもあるため、メイン住宅と比べて費用がかかりやすいということを頭に入れておきましょう。
予算との兼ね合いによっては、間取りの工夫などで建物のコストを抑えることも必要です。大野工機は工務店ならではの柔軟なプラン作りで、ご要望や予算に合わせた別荘づくりをサポートいたします。
・土地に合わせた建物づくり
普段生活している土地を離れセカンドライフを体験できるのが別荘の魅力ですが、反面住んでみないとわからないことも多くあります。余暇を過ごしやすい別荘をつくるためには、夏の暑さや冬の積雪状況など、土地に合わせた家づくりが必要となります。
とはいえ、一年間かけて何度も候補地を訪れて調べるのは現実的ではありません。そこで別荘づくりは、地元のことを熟知している密着型の工務店に相談するのがおすすめです。大野工機は敷地の日当たりや風の通りまで考慮して、土地に合わせた建物づくりをサポートします。知らない土地に別荘を建てる際も、ご安心してご相談ください。
■まとめ
子育て中のご家族やリタイア後のご夫婦など、様々な世代の方にとって魅力がいっぱいの別荘。住宅地では味わえない、別荘ならではの過ごし方は人生に彩り与えてくれるでしょう。知らない土地に建てる際はいくつか注意が必要ですので、岐阜県の恵那市周辺で別荘をご検討の方は、地元密着工務店の大野工機にぜひご相談ください。素敵な別荘づくりをサポートさせていただきます。