暮らしやすい田舎の一軒家

新築を建てる際はじめに悩むのは建てる場所ですが、2020年現在田舎暮らしに注目が集まっています。コロナウイルスにより普段の生活や考え方が変化したことで、住まいづくりの取り組み方にも変化が出ているようです。

今回は田舎に建てる家の需要が高まっている理由やメリット、移住して田舎に新築を建てる際の注意点などをご紹介します。


目次
■田舎の新築人気が高まっている理由
■田舎に新築を建てるメリット
■田舎暮らしの注意点と対策
■田舎暮らしでおすすめの間取り・デザイン
■田舎の注文住宅事例


 

■田舎の新築人気が高まっている理由

オリジナルデザインの平屋

まずは田舎に建てる新築が人気になっている背景を見ていきましょう。生活様式の変化によって、田舎のデメリットが減り、メリットが大きくなってきているようです。

 

・テレワークの普及

コロナウイルスによる自粛生活は多くの企業にテレワークの普及を促し、オフィスワークをする方の働き方は大きく変わりました。今後もとのように出社する企業もあるようですが、もともと働き方改革を推進していた背景もあり、今後もテレワークの普及は進むと考えられています。

オフィスに行かず自宅で仕事をするスタイルの方にとっては、土地が高く狭い都会より、自然と触れ合える田舎に家を建てた方が魅力的ですよね。地価が安く同じ金額で広い土地に家を建てられるため、ホームオフィスを充実させることも可能です。テレワークに取り組む若い世代はこれから子育てが控えていることもあり、自然の中にお子さんを住ませてあげたいと考える方も多いようです。

 

・インターネット通販の普及

洋服などのショッピングをする場所が少ないのは田舎のデメリットですが、昨今はインターネット通販の普及によって不便が少なくなっています。わざわざ出かけなくとも世界中のアイテムを自宅に届けてもらえるため、欲しいものが手に入らないことはほとんどないでしょう。

田舎暮らしの大きなデメリットが無くなったため、以前より地方への移住に抵抗を感じる方が減り、田舎に新築を建てたい方が増えてるというわけです。

 

・移住や子育て支援が豊富

地方の自治体は子育て世代や県外からの移住を考えている人を対象に、補助金などの支援制度が豊富な点も魅力的です。特に移住者に対する新築支援は手厚い自治体が多く、建築コストの削減に大いに役立ちます。住み始めてからの子育て支援に力を入れる市町村も多く、保育園・幼稚園の補助金やお子さん一人当たりの手当て支給などエリアによってさまざま。お子さんの医療費免除など、急な出費を負担してもらえるのはかなり大きいですよね。

こうした子育てや移住支援制度を比較して、新築を建てるエリアを選ぶ方も増えてきています。

 

■田舎に新築を建てるメリット

シンプルな平屋

田舎暮らしのメリットは意外とたくさんあります。

 

・広い土地に建てやすい

駅の近くなど比較的土地価格が高いエリアを避ければ、広い土地に余裕を持って家を建てられるのは田舎暮らし最大のメリットと言えます。大きな庭で家庭菜園をしたり、お子さんがスポーツの練習をしたり、さまざまな用途で豊かな生活を送れるのは魅力ですよね。広めの駐車場は車をぶつける心配も少ないですし、お子さんが成長して車やバイクなどが増えても対応できます。周囲の建物と離せば日当たりも確保できますし、景観も良くなります。

土地が安くて広いことは、さまざまなメリットをもたらしてくれますよ。

 

・建築費用が安い

田舎に建てる新築は、東京や名古屋といった大都市の市街地に建てるより建築コストを抑えやすいのもメリットです。

大都市は狭い道路や間口の狭い土地なども多く、クレーンなどの重機が入れないことも珍しくありません。材料の搬入や重量物の吊り上げなどに建機が使えないと、人力による効率の悪い作業になってしまいます。結果的に工期が伸び、建築コストの高騰につながります。数か月にわたってかかる工事車両の駐車場料金なども、最終的にはお施主様の負担に反映されます。

土地に余裕がある田舎の新築現場では、このような心配がないため工事がスムーズに進み、コスト削減につながります。渋滞なども少ないため、材料や職人の遅延による待ち時間も減らせます。物価や人件費はそれほど変わりませんが、ちょっとしたことの積み重ねが、コスト削減につながるのです。

 

・子育てしやすい

田舎は子育てしやすいというイメージを持っている方が多いと思いますが、理由の一つは車移動です。都会は交通機関やお店は近いですが車の所有コストが高く、自転車でお子さんの送り迎えや買い物をこなすのは意外と重労働。

郊外は車が無いと不便な反面、自宅に駐車場を作ればランニングコストを抑えられ、都会より車所有のハードルは低いです。お子さんの送り迎えや買い物なども、車でこなせればかなりの負担軽減となります。車なら雨の日も快適にお子さんの世話と家事をこなせます。学校や病院は少し遠いかもしれませんが、車でお子さんを連れていけるのは子育て面で大きなメリットとなります。

 

・老後も慣れた土地で暮らせる

自然がいっぱいで静かに暮らせる田舎暮らしは、老後の生活にも非常にマッチします。定年退職後に都会から移住する方も多いですが、若い時に家を建てておけば慣れ親しんだ土地で老後も暮らしやすいです。

老後の田舎移住で意外と多いのは、人間関係のトラブル。都会で長く生活した方がいきなり田舎に引っ越すと、戸惑ってしまう事も少なくないようです。柔軟な対応力がある若いうちに田舎暮らしになじんでおけば、老後の生活での苦労も少ないでしょう。

 

■田舎暮らしの注意点と対策

和の平屋デザイン

田舎暮らしでよく問題として挙げられる点と、その対策方法をご紹介していきます。

 

・虫が多い

自然が多い反面、春から秋にかけて虫も多くなるのは避けられません。お子さんのフィールドワークとしてはメリットがありますが、都会暮らしの方はデメリットに感じる方も多いようです。

【対策】⇒気密性の高い構造にする

木造住宅の室内に虫が浸入するのは、サッシや窓枠などの微妙なすき間が原因です。現代スペックの高気密住宅を建てることで、すき間から虫が入ることは軽減することができます。また、床下に直接土が見える「布基礎」と呼ばれる構造も、虫を呼び込む原因となりますが、防湿シートやコンクリートベタ基礎にするのが有効です。防虫剤などの対策も大切ですが、まずは住まいの気密性を上げ、虫の侵入を防ぐことも大切です。100%防ぐのは難しいですが、なるべく侵入しない状態を目指しましょう。

 

・仕事が見つかりにくい

店舗や企業自体が少ない地方土地は、都会に比べると職種や仕事の量自体はどうしても少なくなります。条件や職種にこだわりのある方は、なかなか理想の仕事に出会えない可能性も少なくありません。

【対策】⇒自治体の就業支援を活用

田舎の自治体は人口減少対策として、移住者に対する就業支援事業を行っているところが多いです。地元企業と連携し、移住を考えている方にあった仕事をマッチングする取り組みなどを活用しましょう。手に職を持っている方は、起業支援を行う自治体を狙って自らお店を開くのもいいですね。土地の安い田舎で支援制度を活用し、夢をかなえてみるのはいかがでしょうか。

 

・車が必要

大都市と比べるとお店や公共交通機関の密度が低い田舎では、車移動が基本になります。都市部で車の運転から離れていた方は、安全性などの面で課題を感じる方も多いようです。維持費についての心配も少なくありません。

【対策】⇒自宅駐車場で維持費を節約できる

自動車は税金や車検などの費用も掛かりますが、都市部では駐車場料金も大きなランニングコストとなります。土地代の安い田舎であれば自宅に駐車場をつくることは難しくありませんので、維持費をかなり節約できます。

運転技術が心配な方は、補助ブレーキなどの運転支援機能が付いた最新装備の車を検討しましょう。中古と比べると購入費用は高くなりますが、燃費や税金が安く、長く使えるため結果的にはお得になります。

 

■田舎暮らしでおすすめの間取り・デザイン

健康素材の寝室

自然いっぱいの田舎に新築を建てるなら、ぜひ検討したいおすすめの間取りやデザインをご紹介します。

 

・無垢フローリング

森や田んぼに囲まれた田舎の暮らしには、木の質感を感じられる無垢フローリングのデザインがピッタリマッチします。柱や建具、梁見せデザインなど、無垢材をあしらった内装は高級感もあり非常におすすめです。合板や集成材より長持ちして、使い込むほどに趣が出ておしゃれ度がアップするのも魅力的。

 

・自然素材

上でご紹介した無垢材と同じように、しっくいやペーパークロスなどの自然素材も田舎の新築におすすめのデザインです。こちらも使い込むほどに味がでて、結果的に長もちするなど機能面のメリットも大きいです。

 

・平屋

都市部では見かけることが少ない平屋も、地価が安く広い土地を確保しやすい田舎なら実現しやすいです。ワンフロアの生活はバリアフリー面でも有利なため、老後まで末永く暮らせる点も人気の一因。家族のコミュニケーションも生まれやすいため、子育てにもピッタリですよ。

 

■田舎の注文住宅事例

田舎ならではの借景

田んぼに囲まれた広い土地に、大きな平屋の建築事例です。周りの建物がないため、遠くの山まで見渡せる眺望は田舎暮らしならでは。

暮らしやすい平屋の間取り

庭に向けた大きな窓も、周囲の目線が気になりません。薪ストーブで過ごす暖かいリビングは、寒い冬も家族が集まる憩いの空間に。土地が安い田舎ならではの、余裕を持った間取り作りです。

木の雰囲気を感じる家
恵那市 自然を感じる東野の家

 

郊外の広々した家

大都市では難しい広い庭も、田舎なら十分実現可能です。芝生を引いてお子さんとサッカーなど、子育て世代の方にとっては魅力的なポイントですね。

老後も安心の玄関スロープ

玄関前のスロープなど、老後対応しやすいのも広い土地ならではのメリット。

日常を離れる安らぎ空間

内装は田舎暮らしにピッタリな無垢フローリングや梁見せデザインで、リラックスできる空間に。

自然素材を活かした注文住宅
土岐市 薪ストーブでくつろぐ家

 

■まとめ:恵那市で老後の家を建てるならご相談ください。

今回は田舎に新築を建てる魅力やメリットをたっぷりご紹介しました。もし田舎暮らしに興味を持ったら、いろいろなエリアについて調べてみて下さい。

大野工機は自然たっぷりな田舎エリアである岐阜県の恵那市・瑞浪市・土岐市を中心に、土地に合わせた注文住宅を作っています。地元密着ならではのエリア情報や、ライフスタイルに合わせた土地選びのアドバイスもできますので、岐阜県の田舎暮らしについてもご相談ください。

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