田舎の風景

近年は子育てしやすい田舎の新築を検討する人が増えていますが、豊かな自然が魅力な反面、虫が心配な方も多いようです。そこで今回は、新築住宅の虫対策や侵入経路などを詳しく解説してみたいと思います。虫が苦手な方は、新築を考える際の参考にしてみてください。

 


目次
■新築虫対策で春~秋も快適に過ごしましょう
■実は田舎の方が虫対策をしやすいケースも
■不快害虫が発生しやすい立地環境
■主な虫の侵入経路
■新築の害虫対策
■虫が苦手なら注文住宅がおすすめ


 

■新築虫対策で春~秋も快適に過ごしましょう

田舎ならではの借景

住まいで見かける虫には、ゴキブリやゲジゲジといった不快害虫から、ハチやムカデなどの危険な種類もいます。昔よりサッシや住まい全体の気密性が上がっている現代は、虫が侵入しにくい構造になっていますが、さらに対策することは可能です。寝ている間に毒を持つ虫に刺されることが無いよう対策をして、快適に過ごせる住まいを目指しましょう。

 

■実は田舎の方が虫対策をしやすいケースも

暮らしやすい田舎の一軒家

都市部と田舎では、当然田舎の方が虫との遭遇率が高いイメージがあります。しかし、意外と住まいの虫対策は田舎の方が立てやすい部分もあります。

周囲の建物が近い都市部では、気をつけていても他の家から虫が移ってきてしまう事が少なくありません。建物が密集して日当たりが悪いため、日陰や湿気を好む虫が集まりやすい一面もあります。

森や川などの自然が多い田舎は当然虫が多いですが、庭を広くとりやすいため家の周囲に虫対策をする効果が期待できます。隣の家から虫が移ってしまう可能性が低いのも特徴ですね。

住まいの中の虫対策としては、田舎だから不利ということはありません。虫が心配で田舎暮らしをあきらめている方も、安心して住める虫がこない住まいを考えてみましょう。

 

■不快害虫が発生しやすい立地環境

田舎の一軒家

まずは虫が発生しやすい環境を知り、土地選びに活かしましょう。

 

・ゴミ置き場が近い

燃えるゴミなどの生ごみはどうしても虫の発生源になりやすいため、ごみ置き場が近い場所はなるべく避けたいところです。当日の朝ゴミを出すルールや、お掃除などで軽減することはできますが、夏場はコバエなど細かい虫が発生しやすくなります。気に入った土地の近くにゴミ置き場がある場合は、建物の位置を調整するなど工夫しましょう。

 

・飲食店が近い

たくさんの食材を扱い、油汚れなども発生する飲食店も不快害虫が発生しやすいスポットの一つ。換気扇の周囲や食材置き場、ゴミ捨て場周りは特に虫を集めてしまいます。虫を減らすなら飲食店の周囲は基本的に避けるべきですが、どうしても避けられない場合は換気扇の位置や風向きなどにも注意しましょう。

 

・水場が近い

小川や用水路などの水場が近いと、水や湿気を好む虫が集まりやすくなるため虫嫌いの方は避けた方が無難です。雨上がりに水気が溜まりやすい土壌や立地なども、虫のたまり場になりやすいです。日当たりやアクセスなどの条件に加えて、土地の周りの水場環境もチェックしてみてください。

 

■主な虫の侵入経路

虫対策で快適な我が家

一戸建てに虫が侵入することが多い箇所をピックアップします。

 

・網戸/サッシ

開閉することが多い網戸やサッシは春から秋にかけて虫が侵入することが多い箇所。施工不良で建付けが悪いと、窓を閉めてもすき間が生まれて虫が入りやすくなります。網戸の破れや穴もよくあるトラブルなので、毎年しっかり点検したい部分ですね。

 

・エアコン

建物の壁に穴をあけて室外機とつながるエアコンも、よく虫の侵入経路となります。配管が通る穴ふさぎの密着も大切ですが、ホース内部への侵入経路がないかもよくチェックしたい部分。特に家電量販店で購入・設置する場合、電気屋さんの施工技術にばらつきがあるので要注意です。

 

・排水管

どんなに気を付けていても、お風呂場やキッチンなどで虫を見かけることは少なくありません。こうしたケースでは、排水管を伝って外部から虫が侵入するケースも。基本的に排水トラップと呼ばれる虫返しが付いていますが、施工不良があると虫が入りやすくなります。また、キッチンや洗面の排水管回りの密封が甘いと、床下から虫が侵入する場合もあります。

 

■新築の害虫対策

防虫効果もあるサッシ対策

実際に引っ越してからの虫対策もたくさんありますが、新築を建てるときにできる虫対策もあります。後から対策することはできない方法もありますので、建てる前に知っておいて検討しましょう。

 

・網戸のメッシュを細かくする

ご自身で網戸を張り替えたことがある方はご存知かもしれませんが、網戸のメッシュは数種類の細かさがあります。コバエや蚊などの小さな虫はすり抜けてしまう事もあるため、防虫性能を重視するなら細かいメッシュを選ぶのも有効な手段です。ただし、目が細かい分風抜けは悪くなるため、窓の位置や数など全体的なバランスも考える必要があります。

 

・LED照明を使う

夏の夜に自動販売機やコンビニの看板に集まる虫の大軍を見かけることは多いですよね。住まいも同じで、照明器具の周りを無視が飛び回っているのはよくある光景です。

こうした光に寄ってくる虫は、蛍光灯ではなくLED照明を使うことで軽減することができます。LEDには紫外線が少ない製品が多く、虫を引き付ける効果が少ないことが分かっています。光に影響されない虫には効果がありませんが、家じゅうの照明をLEDに変える効果は少なくないといえるでしょう。消費電力が少ないというメリットもあるため、これから建てるならぜひ導入したい方法です。

 

・しっかり処理した木材を使う

海外で製造されたソファやタンスの中に虫の卵があり、知らないうちに家の中で孵っていた…。虫嫌いの方にとってはぞっとするエピソードですよね。木を好む害虫は多く、品質の低い木を住まいに使うことは虫を呼ぶ原因になりかねません。

大野工機は地元岐阜県で生産された国産材を中心に、しっかり防虫処理を施した高品質な木材を使用します。シロアリをはじめ、害虫に狙われづらい住まいを建てましょう。

 

・土地の特性に合わせた家づくり

日当たりや風抜けなど、土地の特性に合わせて健康な住まいの状態を保つことも害虫対策になります。例えば風抜けが悪く湿気が溜まりやすい土地に対策をせず家を建ててしまうと、床下がジメジメしてしまいます。暗くて湿気のある場所を好む虫は多いため、必然的に床下から虫が侵入しやすくなってしまうのです。湿気やコケが発生せず健康的な住まいは、気持ちよく暮らせるだけでなく虫も発生しづらくなります。

 

・施工技術の高い工務店で建てる

一番基本的な対策として、しっかりした施工技術の工務店で、精度の高い住まいを建てることが大切です。どんなに高級な設備や材料を使っても、施工が悪くてすき間が空いていたら虫が入り放題になってしまいます。最近は工場で加工した木材を現場で組み立てる技術も進化していますが、現場の大工さんの腕が重要なことは変わりません。

大野工機は半世紀以上、木を使った高精度な住まいづくりに取り組んでいます。長年鍛えられた技術ですき間のない住まいを作りますので、虫が入り込まない家もお任せください。

 

■虫が苦手なら注文住宅がおすすめ

木の雰囲気を感じる家

これから新築を検討している虫嫌いの方は、建売住宅ではなく注文住宅を選ぶのがおすすめです。建売住宅はなるべく販売コストを下げるために基本的な設備しか導入しないため、住まいの構造で虫対策をすることができません。

前述した木のチョイスや家づくりの工夫など、注文住宅はご要望に合わせてカスタマイズできるため虫も防ぎやすくなります。

「オーダーになるから注文住宅は高い」というイメージの方も多いと思いますが、土地選びや間取りの工夫でコストダウンすることも難しくありません。大野工機は自由度の高いプランニングで、予算も含めてご要望に合わせた住まいづくりをサポートします。価格であきらめず一度ご相談いただき、虫を防いで快適に暮らせるマイホームを一緒に目指しましょう。

大野工機の提案
【大野工機の家づくり】

 

■まとめ:田舎こそ虫レスハウスで快適に暮らしましょう。

広い土地に建てるゆとりある住まいはとっても魅力ですが、自然が豊かな田舎エリアでは虫も気になります。せっかく新築を建てても虫が原因でくつろげなくてはもったいないです。住まいの工夫で虫を防ぎ、気持ちよく暮らせるマイホームを手に入れましょう。

大野工機は自然豊かな恵那市・土岐市・瑞浪市で長年住まいづくりに取り組んだ経験を活かし、虫が寄り付きにくい家づくりをサポートします。高度な技術によるすき間のない家づくりも得意としていますので、虫が苦手な方もぜひお任せください。

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