注文住宅は間取り作りも大切ですが、外から見えるお庭造りも重要なポイント。せっかくおしゃれなおうちを建てるなら、庭もおしゃれに仕上げたいですよね。
そこで今回は、庭づくりの失敗を避けておしゃれに仕上げる方法を解説します。天然芝と人工芝の特徴や人気のシンボルツリーなどもご紹介します。
目次
■注文住宅は庭づくりも楽しみの一つ
■庭造りで失敗を防ぐポイント
■庭造りを見据えた土地選び
■注文住宅で人気のシンボルツリー
■費用を節約する外構仕上げテクニック
■注文住宅は庭づくりも楽しみの一つ
理想の暮らしを実現する自由な住まいづくりが注文住宅の魅力ですが、ガーデニングや趣味を楽しむおしゃれな庭造りも楽しみの一つです。土地の広さと建物の形が決まっている建売住宅や中古住宅では、思い通りのお庭が作れない場合も多いでしょう。せっかく注文住宅を建てるなら、庭にもこだわってみませんか?
特に恵那市や瑞浪市などのエリアでは、名古屋のような市街地と比べて広い土地を確保しやすいため、庭造りをさらに楽しめます。大きな庭は駐車スペースも広くとれますし、お家自体の日当たりも良くなります。郊外に建てるなら、ぜひお庭にもこだわりましょう。
■庭造りで失敗を防ぐポイント
家の間取りづくりもそうですが、普段レイアウトを考えることが少ないお庭づくりもなかなか大変です。慣れないとどこに注目すべきか分からず、失敗して使いづらいお庭になってしまうことも。失敗を防ぐポイントを見ていきましょう。
・駐車スペースの台数を考える
庭づくりでまず考えたいのは、将来のことも考えた駐車スペースの広さ。お子さんの成長に伴う免許の取得、将来介護が必要になった時の一時駐車など、何台車を停める必要があるのかシミュレーションしましょう。今は必要ないとしても、将来駐車スペースに転用できるようにしておくこともできます。
・自転車置き場は必要?
見落とすと意外と不便なのは自転車置き場。駐車スペースと兼用すると出し入れしづらく、強風で車にぶつかる危険性もあります。車と同じように必要な台数を考え、出し入れしやすい場所に駐輪場を設けましょう。
・玄関の目線に配慮する
前の通りから玄関までのアプローチを考える際は、出入り時の目線にも配慮しましょう。特に玄関から廊下が直線的な場合、通りから家の中が丸見えで恥ずかしいと感じるケースが多いです。ドアの前にワンクッション壁を設けるなど、目線に配慮したアプローチにするとおしゃれで暮らしやすいお庭になります。
・奇をてらったデザインを避ける
外から見える玄関アプローチやお庭は建物の外観イメージに大きく影響するため、なるべく奇抜なデザインは避けましょう。今流行していたとしても、流行りが変わった時に古く感じてしまう事も少なくありません。和風・アメリカン・カントリーなど基本テイストを決めたら、流行に左右されないベーシックなお庭にするのがおすすめです。
・水はけを考える
お庭の床面を土間コンクリートやレンガ敷きで仕上げるなら、水はけにも注意が必要です。水はけが悪いとすぐに汚れが溜まって、せっかくの素敵なお庭がコケだらけになってしまいます。床面に勾配を設けたり、排水溝を設けたり水が溜まらないようにしましょう。
・メンテナンス手間も考える
デザインを重視するあまりいろいろな素材を使って、年数が経った時のメンテナンスが意外と面倒というのもよくある失敗例です。
庭造りで枕木は人気のアイテムですが、数年に一度防腐剤を塗らないとすぐシロアリに食べられてしまいます。鉄製のフェンスなどもおしゃれですが、やはり錆止めを塗らないとすぐボロボロに。
DIYやメンテナンスが好きな方は問題ありませんが、時間が取れない方はなるべくメンテナンスしやすいお庭づくりを心がけましょう。
■庭造りを見据えた土地選び
景色を楽しんだり、くつろいだりするお庭を造るためには、適した土地を選ぶことも重要です。庭造りを楽しむ土地を選ぶ際の注目ポイントを解説します。
・日当たりは問題無いか
こだわってつくったおしゃれなお庭も、日が当たらないと魅力は半減してしまいます。デッキなどでくつろぐ際も、暗いお庭ではなんだか気分が良くないですよね。庭造りにこだわるなら、なるべく多くの時間日が当たる土地を探しましょう。芝やシンボルツリーもよく育って、素敵なお庭になりますよ。
・隣接する道路の状況はどうか
せっかく作ったおしゃれな庭も、幹線道路に隣接していてトラックの騒音と排気ガスにさらされてはのんびりくつろげません。人通りが多い場所も、周囲の視線が気になってしまいますよね。スーパーや駅などのアクセス状況も大切ですが、庭造りも見据えるなら隣接道路の交通状況もしっかりチェックしましょう。
■人工芝と天然芝どちらが良いか?
庭に素敵な彩りを与えてくれる緑の芝生ですが、最近は人工芝を設置する方も増えてきています。それぞれ特徴があり、目的によってどちらがおすすめか分かれますので一つずつ見ていきましょう。
・人工芝の特徴
本物の芝に似せたポリエチレンやウレタンといった樹脂をシートに埋め込んだ人工芝は、お手入れの必要がなく一年中緑を維持できるのがメリット。価格はさまざまですが、複数の芝を織り交ぜた高級品は一見本物と見分けがつかないものもあります。一部に日当たりが悪い場所があっても、色ムラや枯れが発生しないのも魅力的ですね。
価格は生芝と比べると高く、耐用年数が10年以内なのは大きなデメリット。費用が掛かっても、とにかくメンテナンス手間を減らしたい方に向いているといえるでしょう。
・天然芝の特徴
本物の植物である天然芝は、樹脂にはない質感が一番の魅力ポイント。お手入れさえしてあげれば、人工芝より長生きするのも愛着がわいてくるものです。品種にもよりますが人工芝と比べると設置コストが安い点も大きなメリット。
デメリットはお手入れに手間と時間がかかることで、植えた後定着するまでは水やりも必要です。年に数回の芝刈りや肥料、雑草抜きなどきれいに維持するためにはたくさんのメンテナンスが必要です。時間を確保できて、お手入れ自体も楽しめる方向きといえるでしょう。
人工芝 | 天然芝 | |
設置コスト | 高い | 安い |
メンテナンス | 不要 | 必要 |
質感 | 価格による | 良い |
寿命 | 7~10年 | 数十年(メンテナンスすれば) |
■注文住宅で人気のシンボルツリー
新築住宅でよく選ばれる人気のシンボルツリーの種類や、選ぶ際の注意点をまとめました。
・人気のシンボルツリー
和洋それぞれのテイストでよく用いられる人気のシンボルツリーをいくつかご紹介します。
オリーブ
洋風の住まいにマッチします。乾燥に強く虫が付きにくいため、玄関回りなどにも植えやすいです。
シマトネリコ
さわやかな色合いと細い枝ぶりで涼し気な見た目で、お庭のどこでもマッチします。樹高は3メートル以上と高くなるので、計算して植えましょう。
ヒメシャラ
和洋どちらの雰囲気にもマッチする汎用性が魅力で、メンテナンスの手間も少なく済みます。椿と似た白い花をつけて秋には紅葉も楽しめます。
モミジ
日本ではおなじみのシンボルツリーで、平屋や和風建築との相性は抜群です。ノムラモミジ・イロハモミジなどいろいろな種類があり、葉の色も変わりますので好みに合わせて選べます。
・虫が付きにくい庭木がおすすめ
植物と虫は切っても切れない関係ですが、玄関回りや掃き出し窓の近くなど出入りが多い場所の近くには虫が付きにくい樹を選びましょう。ドアの開閉で家の中に入ることがありますし、害虫に刺される危険もあります。どうしても植える際は、木や人の健康に影響がない農薬の散布などで対処しましょう。
・落葉があるかないか
シンボルツリーを選ぶポイントとしては、季節で葉が落ちるかどうかもチェックしましょう。玄関前に落葉樹を植えると冬場はちょっと寂しいと感じる方が多いです。葉が落ちる季節は掃除も大変なので、手間をかけたくない方は避けた方がいいかもしれません。
■費用を節約する外構仕上げテクニック
庭造りは建物の後になるため、どうしても予算が厳しくなりがち。そこでコストを抑えつつ、おしゃれな庭に仕上げるテクニックをご紹介します。
・土間コンクリートを砂利にする
駐車場や玄関アプローチなど、全面コンクリート仕上げではなく部分砂利敷きにすると予算を抑えつつおしゃれに仕上がります。洋風・和風ともにさまざまなテイスト&カラーの砂利がありますので、コンクリートよりかえっておしゃれになるケースも。玄関アプローチなどは砂利の中におしゃれな飛び石を並べるのもおすすめです。防草シートを敷けば雑草も生えづらくなるため、メンテナンスもそれほど心配ありません。
・ブロック塀を生垣にする
家の外周をブロック塀やコンクリート塀ではなく、植樹して生垣にするのもコストダウンにつながります。植え方をしっかり調べれば、DIYで植えるのもそれほど難しくありません。お子さんと一緒に植えればいい記念にもなりますね。
■まとめ:おしゃれな庭を眺められる間取りも考えましょう。
おしゃれに仕上げたお庭をリビングの大きな窓から眺める生活、あこがれますよね。お庭づくりにこだわるなら、リビングや寝室など室内からの見え方にもこだわれば一層お庭を楽しめます。大野工機は敷地の形や日照など状況に合わせた細かい家づくりでサポート。お住まいに関するどんなご要望もお聞かせください。
恵那市・瑞浪市・土岐市を中心に地元密着だからこそできるきめ細かい打ち合わせが特徴です。庭づくりも見据えた土地探しなどもお手伝いいたしますので、お気軽にお声かけください。