注文住宅を建てる際、国・県・市町村などが実施する補助金が活用できるかどうかは気になるポイント。うまく活用すると大きな費用節約につながりますので、有効活用していきましょう。
岐阜県では県内産の木材を使った新築を対象に補助金を支給する、「ぎふの木で家づくり支援事業」を運営しています。最大で32万円と大きな補助金のためうまく活用していきましょう。制度の概要と地元の木を新築に使うメリットなども解説していきます。
目次
■ぎふの木で家づくり支援事業とは
■地元の木を注文住宅に使うメリット
■ぎふの木で家づくり協力工務店で建てるメリット
■岐阜県の木を使った注文住宅実例
■ぎふの木で家づくり支援事業とは
まずはぎふの木で家づくり支援事業がどんな制度なのか、目的や概要について見ていきましょう。
・岐阜県の木を使った住まいへの補助金制度
ぎふの木で家づくり支援事業は岐阜県が運営する制度で、地元産の木を新築に使うお施主様を支援し、地域の森林を守る取り組みの一つです。県内の8割を森林が占める岐阜県の豊富な森林資源を活用し、環境保全にも役立てるのが目的です。
・最大で32万円を支給
内外装に岐阜県産の木材を使うと、使う箇所や量に応じて最大で32万円が支給されます。引っ越しや家具の買い替えなど、建築コスト意外にもいろいろ入り用になる新築ではとてもありがたい額ですね。
木材使用量の概要 | 補助金額 |
---|---|
ぎふ性能表示材を構造材に80%以上使用 | 20万円 |
構造材に加えて内装材にぎふ性能表示材を50㎡以上使用 | 32万円 |
・リフォームでも最大16万円を支給
新築はもちろん、既存の住宅をリフォームして県内材を使う場合も4~16万円が支給されます。築年数が新しいお住まいの方も、制度を活用して木の家に住むことができます。大野工機は新築事業にくわえて、リフォームにも対応しています。ご自宅やご実家のリフォームをご検討の方も、ぜひご相談ください。
■地元の木を注文住宅に使うメリット
岐阜県産の木材を新築の構造や内装に使うメリットをご紹介します。
・品質保証された木材で高耐久
ぎふの木で家づくり支援事業制度は、ただ岐阜県産の木材を使うだけでは補助金が支給されません。岐阜県内のどこで生産された木材で、きちんと必要な性能を持っているか証明する書類や納品書などの提出が求められます。野菜や工業製品などと同じく、メイドインジャパンで性能や品質が保証された木材で家を建てることは、住まい全体の品質や耐久性の向上につながります。地震が多い日本では、構造がしっかりしていることは大きなメリットになるといえるでしょう。
柱や土台といった構造体自体がしっかりしていれば、内外装をリフォームしながら長く暮らすことも可能です。
・健康住宅に住める
自然から切り出した無垢木材は、フローリングや柱などに加工された後も呼吸を続ける「生きた建材」となります。リラックス作用のある気持ち良い香りや調湿効果など、健康的な性能も持っているため気持ち良く健康な暮らしにつながります。また、一般的な合板フローリングや集成材のように木を貼り合わせる接着剤を使用しないため、化学物質の含有が少ない点も特徴。シックハウス症候群をはじめとする健康被害が発生しづらいため、赤ちゃんやペットが居るご家庭でも安心です。
・地域の環境保全で子供たちの未来を守る
岐阜県産の木材を使うことは、地域の林業の活性化につながり、森林の運営保持によってCO2削減も見込めます。岐阜県だけでなく地球全体の環境保全にもつながり、結果的に自分たちやお子さんの未来を守ることにもつながります。また、外国からの輸入材に頼らなければ、船便による化石燃料の消費やCO2排出削減効果も。地域の物を地域で消費する「地産地消」の考え方は、家づくりにおいてもこれからのスタンダードになってくるといえるでしょう。
■ぎふの木で家づくり協力工務店で建てるメリット
岐阜県産材を使用して新築を建てる工務店のうち、岐阜県が認定した113社が「ぎふの木で家づくり協力工務店」となっています。(令和2年4月現在)地元の木と土地を知り尽くしたスペシャリストである、地元工務店で家を建てるメリットについて紹介していきます。
・地元の気候に合った家づくりができる
ぎふの木で家づくり協力工務店に認定された工務店は、岐阜県の木材を使用した家を建てるために地元の気候や特性を知り尽くしている必要があります。全国単位の画一的な家づくりではなく、建てる土地に合わせた家づくりが相談できるのは大きな魅力と言えるでしょう。特に森林や山岳地帯が多い岐阜県は、同じ県内でも様々な気候のエリアが広がっています。暑さ寒さや日照、風の抜け方など、土地の特性を読んだ家づくりは、快適に過ごしやすいのが特徴。
・信頼性の高い工務店で建てられる
ぎふの木で家づくり協力工務店の認定要件として、「県民に公開する連絡先名簿」への記載という条件があります。県が公表する工務店名簿ですから、施工ミスやお施主様とのトラブルばかり起こしている会社は載りたくないのが正直なところでしょう。県の認定工務店として名前が載っている業者は、お客様からの信頼を得た実績のある会社ばかりです。依頼する工務店によって満足度が大きく変わる家づくりにおいて、信頼できる会社に頼めるのは大きなメリットです。認定された年数なども掲載されていますので、会社の歴史などもチェックできますよ。大野工機は平成23年にいち早く認定店として認定されています。
・高い技術力で施工ミスを防ぐ
外国の輸入材を細かく張り合わせた集成材と違い、国産の生きた木材を扱うには「木を見て」適した組み合わせで住まいをくみ上げる技術が求められます。自ら志願して協力工務店の認定を受けている工務店は、木を扱う技術力に自信がある会社ばかりです。高い技術力が期待できるため、新築住宅では特に心配な施工ミスや不具合が起こりづらい点が大きなメリットといえるでしょう。
私たち大野工機も、岐阜県産の木材をふんだんに使った家づくりを得意とし、多くの実績を持っています。お施主様の思い通りに、品質の高い住まいづくりをご提供します。
・地元工務店なのでアフターフォローが安心
岐阜県産木材を使って地元の工務店で建てる家は、地域密着ならではのきめ細かいアフターフォローが期待できる点も大きなメリットです。
大手のハウスメーカーをはじめ、広いエリアに対応する工務店はありますが、移動や拠点維持のコストを考えるとどうしてもメンテナンスなどのフォローが手薄になります。
その点建てる家から近い地元工務店なら、近所なので何かのついでに立ち寄るなどすぐに駆け付けることができます。新築は建てて終わりということはなく、良い建材でどんなにていねいに建てても外壁・屋根などのメンテナンスは必要です。台風など自然災害による破損の可能性もゼロではありません。
何かのトラブルが発生したとき、なんでも相談できる先があるのはとても心強いものです。大野工機も、恵那市を中心に地域を限定した営業できめ細かいサポートを提供していますので、建てた後のアフターフォローもお任せください。
■岐阜県の木を使った注文住宅実例
恵那市・土岐市など岐阜県内で大野工機が実際に施工した、地元の木をたっぷり使った注文住宅の写真をご紹介します。それぞれの事例の詳細もご用意していますので、気になったおうちはそちらもご確認ください。
大きなLDKは無垢フローリングとウッディなアクセントウォールで、自然な木の香りを感じる素敵な空間に。天井の梁も大胆に見せることで、おしゃれなアクセントとして機能させています。国産の木材は木目や仕上がりも美しいため、隠すのではなくあえて見せてあげるのも素敵なデザインです。
フローリング・腰壁・天井とお部屋全体を無垢材で統一し、ナチュラルテイストが気持ち良い空間です。平屋の天井を繰り上げ広い空間にすることで、圧迫感を感じさせないのも間取りの工夫。
広いLDK空間では構造上どうしても柱が残ってしまいますが、見た目の美しい岐阜県産木材なら素敵なデザインとして魅せることができます。デザインのアクセントとしても機能して、木目の統一感が生まれます。
■まとめ:岐阜県産の木材を使った新築はメリットいっぱい
岐阜県内で新築を検討するなら、ぜひ地元の木材を使って「ぎふの木で家づくり支援事業」を活用しましょう。建築コストを抑えられますし、高品質・高耐久・健康な家づくりにもつながりますよ。メリットがいっぱいですから、利用しない手はありません。
地元の木を使った家づくりなら、木を使った家づくりを得意とする大野工機にぜひご相談ください。デザイン・機能・品質にこだわった家づくりで、長く気持ちよく過ごせるマイホームをご提案します。補助金の申請お手続きなどもしっかりサポートいたしますので、どんなことでもご相談ください。