無垢材を多用した木の家

日本の企業で普及が進んでいるテレワークの影響もあり、暮らしやすい家を求める方が増えています。お家で過ごす時間が増えたことで必要な部屋数も変化していて、住まいづくりそのものも変わりつつあります。

今回は令和の時代に暮らしやすい家というテーマで、間取りの工夫やアイデアをご紹介していきたいと思います。

 


目次
■暮らしやすいのはやはり広い家
■【家族構成別】暮らしやすい間取りのアイデア
■【令和版】暮らしやすい間取りづくりの基本
■暮らしやすい間取りは工務店の自由度次第
■素敵な田舎暮らしを実現した注文住宅実例


 

■暮らしやすいのはやはり「広い家」

日常を離れる安らぎ空間

毎日の生活をスムーズに送れる家を考えたとき、やはり基準になるのは住まいの「広さ」ではないでしょうか?

 

・広い家の需要が増えている

冒頭でもお伝えしたように、テレワークの普及によって家に居る時間が増えたことで、今までより広い住まいを求める方が増えています。

どこでも働けるようになったことで「通勤時間」が無くなり、新築を建てる場所の自由度が高くなったのも理由の一つ。通勤時間を短くするために会社の近くで家を探し、高い土地に小さな家を建てる必要が無くなったのです。

 

・テレワークは郊外住宅のメリット大

もちろんただ広ければ暮らしやすくなるわけではありませんし、小さな家でも工夫次第で住みやすくすることは可能です。しかし、どちらかといえばやはり広い家の方が間取りの自由度が高く、暮らしやすい工夫をたくさん盛り込めます。前述したようにどこでも働くことができるようになりつつある現代なら、土地代の安い田舎を選んで思い通りの広い家を建てるメリットは大きいと言えます。在宅ワーク用の書斎も、広い間取りの方が使いやすく仕上げることが可能です。

都会と同じ価格で一回り大きな家を建て、庭づくりも楽しめる郊外住宅もぜひ検討してみてください。

 

■【家族構成別】暮らしやすい間取りのアイデア

暮らしやすい間取りは家族の人数やライフスタイルによっても変わってきます。現代で多い家族構成パターンを3つ例に挙げ、それぞれの間取りの考え方のポイントをご紹介します。

 

・子育て世帯

対面キッチンの間取り

現在お子さんが小さい、またはこれから生まれるご予定の子育て世帯の住まいづくりは、家事と子育ての両立が重要なテーマとなります。

お子さんを見守りながらお料理ができる対面キッチン、赤ちゃんが寝ているとなりで洗濯物を畳める畳スペースなど、効率よく安全に両方こなせる間取りを取り入れましょう。

また、お子さんは成長に伴って洋服・スポーツ用品・趣味の道具などがどんどん増えていきます。たっぷりの収納を設け、必要に応じて小屋裏収納やお庭の物置など、余裕を設けておくことが大切です。

 

・夫婦2人世帯

老後も暮らしやすいフルフラット和室

お子さんが巣立った後のご夫婦2人暮らしでは、必要最小限の間取りとお互いのプライベートスペースづくりが大切です。

老後のことを考えると、たくさんのお部屋や広いリビングをつくるのではなく、保守管理が容易なコンパクトな住まいが暮らしやすいです。普段のお掃除も楽ちんになりますので、小さな平屋などもおすすめ。

子育てが済んで時間に余裕が生まれると、お互いの趣味の時間を過ごすプライベートスペースも大切になってきます。リビングのコミュニケーションスペースとは別で、道具の整備や作品製作に打ち込める場所を作りましょう。

 

・二世帯同居

キッチンリフォーム事例

高齢化が進むこれからの日本では、親子二世帯暮らしの住まいも増えていきます。世代が違う二つの家族が暮らす二世帯住宅では、お互いのライフスタイルを尊重しあえる間取りづくりが大切です。

親子でじっくり話し合い、キッチン・お風呂・リビング・玄関を共有するのか、分けるのかしっかり検討しましょう。ライフスタイルやルールが大きく違う場所については、分離型の間取りで2つ設備を設けると暮らしやすくなります。

二世帯住宅ではコミュニケーションとプライバシーのバランスを取りつつ、お互いに助け合って生活できる間取りを目指しましょう。

 

■【令和版】暮らしやすい間取りづくりの基本

木の雰囲気を感じる家

時代とともに暮らしやすい間取りというものは変化します。30年前の間取りを今の家にそのまま使ったら、ちょっと暮らしづらいですよね?

令和という新しい時代を迎えたいま、もう一度暮らしやすい間取りの基本を考えてみましょう。

 

・家事動線を考える

毎日のお料理や洗濯、ゴミ出しなど家事をする際に通るルートのことを家事動線と呼びます。家事動線にこだわると、暮らしの中で大きな割合を占める家事を効率よくこなせて暮らしやすい住まいに近づきます。

家事動線はなるべく短く、別の家事動線同士を近くしてあげると効率アップにつながります。例えば洗濯機置き場から物干し場であるバルコニーが遠いと、重たい洗濯物を持って移動する距離が長くなって大変です。物干し場と洗濯機置き場の位置を考え、なるべく近くに配置してあげると移動効率が良くなって負担も軽減できるというわけですね。

また、洗面所とキッチンの間に直接行き来できるドアを設けてあげるのもおすすめのアイデア。朝食を用意しながら待ち時間に洗濯機を回せば、時間の有効活用になります。同時にこなせる家事動線同士を近づけてあげるのも効率アップにつながるため、ぜひ採り入れてみてください。

 

・じゅうぶんな収納を確保する

どんなに間取りに工夫をしても、物があふれて散らかっている状態では暮らしやすい状態とは言えません。使いやすい収納を十分な量確保することが、暮らしやすい間取りづくりでは必要となります。

収納の量と場所はライフスタイルによってさまざま。子育ての状況や今ある荷物の整理なども含めて、必要な収納量を把握していきましょう。私たち工務店がお施主様の状況をヒアリングして、必要な収納プランもご提案しますのでご安心下さい。今のお住まいで収納が足りていない場合や、使いづらい場合など、不満点は間取りづくりのヒントになりますので、どんなこともお話いただければ幸いです。

 

・在宅ワークスペースを用意する

冒頭でもお伝えしましたが、働き方改革が普及するにつれてテレワークも広がる可能性が高く、住まいに在宅スペースを設けるのはこれからのスタンダードになるでしょう。実際に在宅勤務に取り組んだ結果、自宅オフィス環境の整備が必要だと感じる方は多いようです。仕事と生活を上手に切り替えてスムーズにこなせる状態が、これからの暮らしやすい間取りといえます。

居住スペースに加えてデスクスペースや書斎を設けるのはハードルが高いと感じる方も多いですが、間取りの工夫で盛り込むことが可能です。お仕事の内容やご家庭の状況に合わせたワークスペースで、スムーズに在宅勤務をこなせるよう準備しておきましょう。

 

・耐久性/メンテナンス性も見据える

毎日の生活しやすさが重要なのはもちろんですが、「永く快適に暮らす」ことを考えると、住まいの耐久性とメンテナンス性にも注目する必要があります。内外装に安い建材を使えば初期費用を抑えられますが、しょっちゅうメンテナンスが必要な家では暮らしやすいとは言えませんよね。

例えば一般住宅で多く使われる合板フローリングは、薄い板を張り合わせてつくるため価格が安く、加工しやすいのがメリットです。しかし、板を張り合わせている接着剤は年月が経つと劣化し、木がバラけて床がフワフワになってしまいます。こうなると張り替えが必要で、費用も掛かりますし工事中はお部屋が使えません。

対して天然木から切り出す無垢フローリングは製品価格が高く加工技術も求められますが、一枚板のためお手入れしてずっと使うことができます。このように耐久性が高い材料や工法を選び、後のメンテナンスコストを下げることも暮らしやすい住まいづくりでは大切になります。

 

・今の不満が暮らしやすい家づくりのヒント

暮らしやすい間取り作りのアプローチとしては、今のお住まいで感じている不満や悩みを解決していくのも大変有効です。「リビングが狭い」「料理しにくい」「洗濯物を干すのが大変」といった不満ポイントは、新しい間取りづくりの大きなヒントになります。戸建て・マンション・賃貸どのお住まいでも、現状感じているマイナス点をリストアップしてみましょう。

どんな小さなことでも構いませんので、私たち工務店にお聞かせください。住まいづくりの専門家として、悩みや不満を解決するアドバイスとご提案をさせていただきます。

 

■暮らしやすい間取りは工務店の自由度次第

木の香りで健康的な居室

家族みんなが暮らしやすい間取りをつくるには、なるべく自由度の高いハウスメーカーや工務店で家づくりに取り組む必要があります。

建売や自由度の低い分譲住宅では、さまざまな人の暮らしにマッチさせるため「平均点が取れる間取り」が基本となります。暮らしづらくはないものの、すごく良いワケでもないといったレベルです。

一方、オーダー的に作る自由度の高い注文住宅は、家族のライフスタイルにピッタリ合わせて「100点満点の間取り」を目指します。間取りを考える手間と時間はかかりますが、体にピッタリ馴染むオーダースーツのように、永く愛せるマイホームを目指せます。特に建築棟数が少ない私たち工務店は、小回りの利くオーダー家づくりを得意としています。こだわり派の方は、ぜひ工務店での家づくりを検討してみてください。

 

【関連コラム】土岐市で新築、建てるなら工務店とハウスメーカーどちらが良いか

【関連コラム】地方こそ地元工務店で建てた方が良い理由|恵那市の大野工機が解説

 

 

■素敵な田舎暮らしを実現した注文住宅実例

恵那市の工務店大野工機が、実際にお客様のご要望を盛り込んだ暮らしやすい間取りの住まいをご紹介します。デザイン・間取りを参考にして、ぜひ採り入れてみてください。

 

大きな窓のあるLDK

耐久性の高い無垢材を中心に、長く暮らせる間取りの住まいです。家族のコミュニケーションが生まれるリビング階段は、移動効率も良くなって家事も楽ちん。

自然素材で健康的な暮らし

リビングが見渡せる対面キッチンの間取りで、子育てと家事の両立もばっちりです。

【土岐市 薪ストーブでくつろぐ家】

 

 

 

コンパクトな平屋の間取り

必要最小限のコンパクトな平屋は、家事効率と毎日のお掃除手間も軽減します。

暮らしやすい平屋の間取り

平屋の小屋裏を活かした天井の高いリビングも、気持ちよく過ごせるリラックス空間につながっていますね。

老後も暮らしやすいフルフラット和室

洋室ともマッチする和室の間取りは、来客時の応接間や寝室、お昼寝スペースなど多目的に使えてとても便利。

【恵那市 自然を感じる東野の家】

 

 

■まとめ:暮らしやすい間取りづくりは、小回りの利く工務店で

今回は暮らしやすい家というテーマにスポットを当て、間取りづくりのコツや事例をご紹介しました。一生に一度の大きな買い物であるマイホーム。せっかく建てるならとことんこだわって、毎日を快適に楽しく過ごしましょう。

大野工機は岐阜県恵那市に本社を構え、土岐市・瑞浪市を中心に地元エリアで住まいづくりをしています。距離が近いからこそできるきめ細かい家づくりで、暮らしやすい間取りをご提案します。岐阜県・愛知県のほかのエリアにも対応しますので、お近くの方はぜひご相談ください。

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