「何軒か建てないと良い家は作れない」と昔から言われますが、長寿命化が進む現代の住宅ではなるべく失敗を避けたいものです。そこで当記事では、新築を初めて建てる方に向けて、思い通りの家を作るための4つのチェックポイントを紹介します。工務店のチェックポイントや恵那市で活用できる補助金などもご紹介しますので、良い家づくりの参考にしてください。
この記事のポイント
・地元に根差した工務店なら手厚いサポートが期待できる
・ラインナップが豊富だと思い通りの家づくりしやすい
・リフォームに対応する工務店なら将来のサポートもOK
・恵那市で活用できる補助金をチェックしてコスト軽減
■地元に密着した工務店を選ぶ
新築の会社選びとしてまずチェックしたいのは、建てる地域に密着した会社かどうかという点です。ある程度エリアを限定して地元で活動する工務店は、密な打ち合わせや素早いアフターフォローなどが期待できます。地域への密着度を測るポイントをいくつか紹介します。
・地元で長く営業しているか?
工務店がどれだけ地元に密着しているかを図る指標としては、創業年をチェックしてみてください。一つの土地で長く営業しているということは、堅実に信頼できる仕事を続けているということの根拠になるためです。創業年数が浅い会社がすべてダメというわけではありませんが、会社を比べる目安としてチェックしてみましょう。
・地元の風土・気候に合わせた家づくりをしているか?
地域に密着している工務店の強みは、その土地に合わせた家づくりの提案が期待できる点です。「このエリアは北風が抜けるから防風フェンスを」「冬は乾燥する土地なので調質材を使いましょう」などの土地を知っているからこその提案は住みやすい家づくりに直結します。周辺の交通量や騒音状況など、エリアの特徴に合わせた対策なども立てやすくなります。
ただ性能が高い家を作るのではなく、土地の特徴に合わせた住みよい家づくりをしていきましょう。
・地域の認定を受けているか?
市や県などの自治体では、地元の工務店や建設業者の認定制度を設けているケースがあります。このような認定を受けている工務店は、地元での活動に力を入れていることが多く、前述したような地域に合わせた家づくりなどのサポートが期待できます。また、認定を受けるために一定数の施工実績などが必要となる場合もあり、認定を受けていること自体が施工店の信頼性にもつながります。大野工機は地元の木を使う工務店として、「ぎふの木で家づくり協力工務店」の認定を受けています。
■住宅商品ラインナップをチェックする
・イメージに合った基本プランがあるか?
注文住宅を検討する際は、まず作りたい家のイメージに合ったプランがあるかという点をチェックしましょう。注文住宅は間取りやプランの自由度が高いのが特徴ですが、工務店によって得意なテーマや間取りなどは変わります。例えば平屋の家を作りたいのに、経験とノウハウを持っていない会社に依頼すると住みやすい家づくりは難しいです。洋風・和風など、大まかなイメージでも構いませんので、お気軽にご相談いただければ最適なプランをご提案します。
・自由な間取りづくりができるか?
新築住宅づくりでは、間取りプランの自由度も要チェクポイントです。柱や壁の移動は、耐震性能など構造上の制限があり、工務店によって対応できる範囲が変わってきます。せっかくの注文住宅も、対応範囲が狭いと思い通りの間取りプランが作れません。大野工機ではお客様の要望にお応えできるよう、自由なプラン作りができる多数のラインナップをそろえています。
・耐震性能・断熱は十分か?
家は一度建てたら何十年住むことになるため、できればその時の最新スペックを満たした高性能な家づくりをしましょう。建築基準法で住宅の最低限の性能が定められていますが、現在の住宅は技術革新によって高性能化が進んでいます。
例えば品格法で定められている「耐震等級」という地震に対する強さの性能指標があります。
- 耐震等級1:震度6~7を想定した最低限備えるべき耐震強度
- 耐震等級2:耐震等級1の1.25倍の耐震強度
- 耐震等級3:耐震等級1の1.5倍の耐震強度
3段階に分類され、数字が大きくなるほど耐震強度が高くなり、警察署や市役所などの公共施設などは最高レベルの耐震等級3で建てられていることが多いです。耐震強度が高ければ必ず倒壊しないということはありませんが、地震の多い日本ではなるべく高い性能で建てておきたいところ。
ほかにも住宅性能としては断熱性能や気密性などが挙げられますが、十分な性能を持たせることが永く住みやすい家の条件と言えるでしょう。
・トレンドを取り入れているか?
省エネ住宅や自然エネルギーを活用するパッシブデザインなど、最新の住宅トレンドに対応しているかもチェックしたいポイント。一昔前のつくりで建ててしまうと、同時期に建てた友人の家とくらべてガッカリ…ということにもなりかねません。特に毎日使うユニットバスやキッチンなどの設備は、永く使うことを想定してトレンドを抑えた最新の物を導入しましょう。
デザインについては、流行を取り入れながらも飽きの来ない、シンプルなつくりがおすすめです。本物の木を活かした味わい深い大野工機の家は、いつの時代も色あせない普遍的な美しさです。
■リフォームに対応しているかチェックする
新築は建てて終わりではなくメンテンナンスが必要となるため、建てた工務店のメンテナンス体制は重要です。保証期間の対応はもちろん、子供の誕生・独り立ちなどによるライフスタイルの変化に対応するため、リフォーム工事にも対応していると安心です。リフォーム対応体制についてチェックしたいポイントをまとめました。
・リフォームの対応範囲はどこまで?
細かい部品交換から間取り変更・増改築など大掛かりな工事まで、工務店がどこまでのリフォームに対応しているかをよくチェックしましょう。外壁塗装などの定期メンテナンスや住みよくするためのリフォームなど、建てた工務店で対応できるとリフォーム会社を探す手間がかかりません。
ライフスタイルの変化に伴う間取り変更などの際も、構造などを把握しているため見積もりやプラン作成、工事もスムーズです。大野工機ではメンテナンスから増改築などの大規模リフォームまで幅広く対応しております。
■恵那市で活用できる補助金をチェックする
都道府県や市町村などの各自治体では補助金制度を設けて住宅取得をサポートしています。市外からの転入や地元の木を使った家づくりの補助など、様々な目的の家づくりが対象です。
知らずに家づくりを進めてしまうと、申請のタイミングなどで受け取れない可能性もありますので、岐阜県や恵那市など自治体のホームページなどをチェックしてください。適用条件に住宅の構造や性能がかかわってくるケースもありますので、プラン作りの時点でお気軽にご相談ください。
・定住促進奨励金
新築を建てて恵那市外から転入する方に対し、25万円の推奨金を支給します。移住や転居を検討しやすいうえ、市内への転入者が増えればエリア全体も活気づくため一石二鳥の取り組みです。浮いた分の費用を家具や家電の購入に充てたり、設備のグレードアップに充てたりと使い道もさまざま。
・一戸建てに住もまいか事業
恵那市内に家を建てたい子育て世代を支援する制度です。夫婦の合計年齢が80歳以下か、16歳未満の子供がいる方が恵那市内で建てる際に最大50万円補助します。子育てを控えている方にとっては、初期費用を抑えることができるうれしい取り組みですので、ぜひ活用してください。
・ぎふ省エネ住宅建設支援事業費補助金
温室効果ガスの削減など環境への負荷を軽減するため、一定以上省エネ性能を持つ住宅の新築に対して最大40万円の補助金が支給されます。断熱性などが高い省エネ住宅は暑さ寒さに強く、家計にやさしいメリットもありますので、これから長く住む我が家には積極的に導入しましょう。
・家づくり支援事業
新築を建てる際、岐阜県内で生産された木材を一定量使用すると最大32万円の補助金が支給される制度です。風土に合った国産材を使うことは耐久性や住み心地の面でもたくさんのメリットがあります。運搬にかかるCO2の排出を削減できるなど、地元産の木材は環境保護の面でも有効ですから、積極的に採用したい制度ですね。
■まとめ
マイホームをつくる際は決めるべきポイントが多く、時間・労力ともにかかるため初めての方にとって大変なものです。恵那市で半世紀以上注文住宅づくりを続けてきた大野工機では、豊富な経験と施工実例をもとに住みよい家づくりをサポートします。岐阜県産の木を使った豊富なラインナップをご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせください。